【スパークライン】後からスパークラインの表示場所/範囲やデータソースを変更できる「データの編集」の使い方
AさんAさん

スパークラインを設定した表に列を挿入すると、元データの範囲に含まれなくて困ります。。
この場合、どうしたら良いですか?

森田森田

そんな場合、リボン「スパークライン」タブにある「データの編集」というコマンドを使うと良いですよ!
では、詳細を解説していきますね。

はじめに

この記事はスパークラインの概要を把握していることが前提です。

参考記事

スパークラインの概要については、以下の記事をご参照ください。

行や列の挿入後、スパークラインの表示位置や元データ範囲を修正したい場合は「データの編集」が有効

スパークラインを設定した表に行や列を挿入すると、次のような影響が出る場合があります。

  • 挿入した行の分のスパークラインが表示されない
  • 挿入した列がスパークラインの元データに含まれない

後者の例として、スパークラインの設定後に「12月」列を追加したイメージが以下です。

スパークラインの元データ範囲は「9月」~11月」列までのままで、「12月」列の数値が含まれていません。

こうした場合、リボン「スパークライン」タブにある「データの編集」というコマンドを使いましょう。

「データの編集」を使うことで、後からスパークラインの表示範囲や元データのセル範囲を編集することが可能です。

「データの編集」の使用イメージ

「データの編集」でスパークラインの元データ範囲を「9月」~11月」列から「9月」~12月」列へ変更したイメージが以下です。

今回は元データ範囲のみですが、表示するセル範囲も変更することが可能です。

「データの編集」の操作手順

スパークラインの元データの範囲を編集したい場合は、以下の手順となります。

  1. 編集したいスパークラインが設定されたセル範囲のいずれかのセルを選択
    ※今回はF5セル
  2. リボン「スパークライン」タブをクリック
  3. 「データの編集」の上部をクリック
  4. 「データ範囲」ボックス右の「↑」をクリック
  5. スパークラインの元データのセル範囲を再選択
    ※今回はB5~E14セル
  6. OK」をクリック

手順③は「データの編集」の下部をクリック→「グループの位置とデータの編集」をクリックでもOK
手順④はマウスで「データ範囲」ボックス内をクリックでもOK
スパークラインを表示するセル範囲の方を編集したい場合、手順④⑤は「場所の範囲」ボックスを対象に操作すること。

「データの編集」の下部クリック経由で編集できること

「データの編集」の下部をクリックすると、スパークラインの編集に関する4種類のコマンドが用意されています。

編集できる内容別に使用イメージや操作手順について、順番に解説していきましょう。
「グループの位置とデータの編集」コマンドは、「データの編集」の上部クリックと同じ効果のため割愛(前述の解説を参照)。

単一スパークラインの元データの編集

「データの編集」はスパークラインのグループが対象ですが、その中の単一スパークラインのみを編集することも可能です。

その際は、「単一スパークラインのデータを編集」コマンドを使用します。

実務であえて使うことは少ないと思いますが、必要な場合に活用してみてください。

使用イメージ

F5セルのスパークラインのみ元データ範囲のみをB5~D5セルからB5~E5セルへ変更したイメージが以下です。

操作手順

単一スパークラインの元データ範囲を編集したい場合は、以下の手順となります。

  1. 編集したいスパークラインが設定されたセルを選択
    ※今回はF5セル
  2. リボン「スパークライン」タブをクリック
  3. 「データの編集」の下部をクリック
  4. 「単一スパークラインのデータを編集」をクリック
  5. スパークラインの元データのセル範囲を再選択
    ※今回はB5~E5セル
  6. OK」をクリック

元データ内の空白セルの表示方法変更

通常、折れ線スパークラインの元データ範囲内に空白セルがあると、その行のスパークラインの線が途切れてしまいます。

この状態を解消するには、空白セルを「0」とみなす、あるいは空白セルを飛ばして線をつなぐといった表示方法を変更する必要があります。

その際は、「非表示および空白のセル」コマンドを使用しましょう。
縦棒スパークラインは、空白セルを「0」とみなすと、縦軸の最小値に影響する場合あり。
勝敗スパークラインは、空白セルを「0」とみなしても変化なし。

使用イメージ

折れ線スパークラインの元データ範囲内の空白セルを「0」とみなす表示方法へ変更したイメージが以下です。

変更前は折れ線が途切れていましたが、空白セルの部分(D8C9セル)が「0」として折れ線を表現できました。

操作手順

スパークラインの元データ範囲内の空白セルの表示方法を変更したい場合は、以下の手順となります。

  1. 編集したいスパークラインが設定されたセル範囲のいずれかのセルを選択
    ※今回はF5セル
  2. リボン「スパークライン」タブをクリック
  3. 「データの編集」の下部をクリック
  4. 「非表示および空白のセル」をクリック
  5. 「ゼロ」 or 「データ要素を線で結ぶ」を選択
    ※今回は「ゼロ」
  6. OK」をクリック

変更後に元の設定に戻したい場合、再度上記手順を実施すること(手順⑤は「空白」を選択)。
縦棒/勝敗スパークラインの場合、手順⑤の「データ要素を線で結ぶ」は非活性となる。

非表示にした元データの表示有無の変更

通常、スパークラインの元データ範囲の一部を非表示にすると、非表示にした部分はスパークラインに表示されません。
ピボットテーブルに対してスパークラインを設定した場合に発生することが多い。

元データ範囲を非表示にしたデータもスパークラインの表示対象に変更することも可能です。

この場合も「非表示および空白のセル」コマンドを使用します。

使用イメージ

元データ範囲で非表示にしたデータもスパークラインの表示対象に変更したイメージが以下です。

非表示にしたE列もスパークラインの表示対象にできました。

操作手順

元データ範囲で非表示にしたデータもスパークラインの表示対象に変更したい場合は、以下の手順となります。

  1. 編集したいスパークラインが設定されたセル範囲のいずれかのセルを選択
    ※今回はF5セル
  2. リボン「スパークライン」タブをクリック
  3. 「データの編集」の下部をクリック
  4. 「非表示および空白のセル」をクリック
  5. 「非表示の行と列のデータを表示する」のチェックON
  6. OK」をクリック

変更後に元の設定に戻したい場合、再度上記手順を実施すること(手順⑤のチェックはOFF)。

元データの行/列の切り替え

通常、各スパークラインの元データ範囲は1行単位(横方向)ですが、1列単位(縦方向)に切り替えることも可能です。

この場合、「行/列の切り替え」コマンドを使用します。

表の下側にスパークラインを配置し、縦のデータをグラフ化したい場合に使うと良いでしょう。

ただし、このコマンドは、元データ範囲の行数と列数が同じ(つまり正方形)であることが条件です。

また、目線の動き的に縦方向のデータを横方向のグラフで示しても直感的に分かりにくいため、実務では使う頻度は少なめだと思います。

使用イメージ

元データ範囲の行/列を切り替えたイメージが以下です。

B5セルのスパークラインであれば、元データ範囲が最初はB2~D2セルだったのが、B2~B4セルへ切り替えることができました。

操作手順

元データ範囲の行/列を切り替えたい場合は、以下の手順となります。

  1. 編集したいスパークラインが設定されたセル範囲のいずれかのセルを選択
    ※今回はB5セル
  2. リボン「スパークライン」タブをクリック
  3. 「データの編集」の下部をクリック
  4. 「行/列の切り替え」をクリック

切り替え後に元の設定に戻したい場合、再度上記手順を実施すること。

サンプルファイルで練習しよう!

可能であれば、以下のサンプルファイルをダウンロードして、実際に操作練習をしてみてください。

サンプルファイル_スパークライン_データの編集.xlsx

サンプルファイルのダウンロードには無料メルマガに登録いただく必要があります(上記リンクから登録フォームへ遷移します)。

ブックを開いたら、次の手順を実施してください(今までの解説のまとめです)。

  1. 編集したいスパークラインが設定されたセル範囲のいずれかのセルを選択
    ※今回はF5セル
  2. リボン「スパークライン」タブをクリック
  3. 「データの編集」の上部をクリック
  4. 「データ範囲」ボックス右の「↑」をクリック
  5. スパークラインの元データのセル範囲を再選択
    ※今回はB5~E14セル
  6. OK」をクリック

本記事の解説と同じ結果になればOKです!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

「データの編集」は、スパークラインの表示範囲や元データ範囲を後から編集できる機能です。

スパークラインを設定している表に行や列を挿入した場合に活用しましょう。

なお、スパークライン以外にもExcelでのデータ分析の各種テクニックを拙著で解説していますので、こちらも参考にしてみてください。


ご参考になれば幸いですm(_ _)m

森田森田

今回の「データの編集」以外にも、後からスパークラインを編集できる内容は複数用意されています。
種類の変更や強調表示の設定、スタイルの変更、縦軸の設定、グループ化/グループ解除です。
他に行い編集があれば、上記のリンクから該当記事で詳細を学んで実務へ活用してください!