

複数行に設定したスパークラインのうち、1行だけスタイル等の設定を変更したいですが、すべてのスパークラインの設定がまとめて変わってしまいます。。
この場合、どうしたら良いですかね?

そんな場合、リボン「スパークライン」タブにある「グループ解除」して個別のスパークラインにしてから、任意の設定を変更すれば大丈夫ですよ!
では、詳細を解説していきますね。
はじめに
この記事はスパークラインの概要を把握していることが前提です。
スパークラインの概要については、以下の記事をご参照ください。
集計表内で1行の数値データの推移を可視化したい場合は「スパークライン」が有効 実務では、クロス集計表等で年や月等の期間別の集計を行っている場合、1行単位(横方向)のデータ推移をビジュアル的に分かりやすく可視化することで、 …
後から複数行のスパークラインのうち、特定の行だけ別の設定へ変更したい場合は「グループ解除」が有効
スパークラインを複数行のセル範囲で一括設定した場合、「グループ」という扱いになります。
これは、各行の個別のスパークラインがひとまとまりになった状態です。
このグループの状態だと、スパークラインの各種編集(種類やスタイル変更等)がグループへ適用されます。
通常、この方がまとめて設定変更できて便利ですが、総計行だけスパークラインのスタイルを変更したいケースもあります。
この場合、リボン「スパークライン」タブにある「グループ解除」を活用することで、後から任意のスパークラインのみグループ化を解除し、個別のスパークラインに変更できます。
後は、この個別にしたスパークラインに対して任意の設定変更を行いましょう。
個別スパークラインに行った設定の変更は他のスパークラインに影響しない。
スパークラインのグループ解除イメージ
総計行のスパークラインのみをグループ解除したイメージが以下です。
これで、E14セルのスパークラインのみが個別状態になりました。
ちなみに、他のE5~E13セルのスパークラインはグループ化のままです。
スパークラインのグループ解除手順
スパークラインのグループを解除したい場合は、以下の手順となります。
- グループ解除したいスパークラインが設定されたセル範囲を選択
※今回はE14セル - リボン「スパークライン」タブをクリック
- 「グループ解除」(選択したスパークラインのグループ解除)をクリック
手順①でセル範囲を選択した場合、選択範囲の各セルのスパークラインがすべて個別になる(1行ずつ)。
スパークラインのグループ化手順
個別にしていたスパークラインを再度グループ化したい場合は、以下の手順となります。
- グループ化したいスパークラインが設定されたセル範囲を選択
※今回はE5~E14セル - リボン「スパークライン」タブをクリック
- 「グループ化」(選択したスパークラインのグループ化)をクリック
サンプルファイルで練習しよう!
可能であれば、以下のサンプルファイルをダウンロードして、実際に操作練習をしてみてください。
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ブックを開いたら、次の手順を実施してください(今までの解説のまとめです)。
- グループ解除したいスパークラインが設定されたセル範囲を選択
※今回はE14セル - リボン「スパークライン」タブをクリック
- 「グループ解除」(選択したスパークラインのグループ解除)をクリック
本記事の解説と同じ結果になればOKです!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
「グループ解除」・「グループ化」のコマンドは、複数行のスパークラインをグループ⇔個別へ後から変更できる機能です。
基本はグループ化のままで良いですが、個別に設定を変更したい場合は「グループ解除」を、後から元に戻したい場合は「グループ化」を使うと良いでしょう。
なお、スパークライン以外にもExcelでのデータ分析の各種テクニックを拙著で解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
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“【スパークライン】後から複数行のスパークラインをグループ⇔個別へ変更できる「グループ解除」・「グループ化」の使い方” への3件のフィードバック