【Excel2010】スパークライン設定・編集テクニック①「データの編集」

【Excel2010】スパークライン設定・編集テクニック①「データの編集」

先日スパークラインの挿入方法について解説しました。

データの推移をワークシート上で気軽に確認するのに最適!スパークラインの挿入方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~

デフォルト設定のままで事足りれば問題ないですが、微調整したい場合も多いはず。

複数回に分けてスパークラインの設定・編集テクニックをご紹介していきます。

今回はスパークラインの「データ編集」について解説していきます。

スパークライン「データ編集」でできること

グループの位置とデータの編集

一度挿入したスパークラインの表示セルやデータ範囲を変更したい場合に使用します。

スパークライン編集①-①

  1. スパークラインのセルを選択
  2. スパークラインツール「デザイン」タブをクリック
  3. 「データの編集」をクリック
  4. 「グループの位置とデータの編集」をクリック

スパークライン編集①-②

「スパークラインの編集」ダイアログが表示されます。

5. 任意の配置場所、データ範囲を選択
6. 「OK」をクリック

単一スパークラインのデータを編集

個別のスパークラインを配置しているセルのデータ範囲を変更したい場合に使用します。

スパークライン編集①-③

  1. 該当のスパークラインのセルを選択
  2. スパークラインツール「デザイン」タブをクリック
  3. 「データの編集」をクリック
  4. 「単一スパークラインのデータを編集」をクリック

スパークライン編集①-④

「スパークラインデータの編集」ダイアログが表示されます。

5. 任意のデータ範囲を選択
6. 「OK」をクリック

非表示および空白のセル

スパークラインのデータ範囲の中で非表示や空白セルがあった場合、スパークラインのグラフをどう表示するかの設定変更が可能です。

スパークライン編集①-⑤

  1. スパークラインのセルを選択
  2. スパークラインツール「デザイン」タブをクリック
  3. 「データの編集」をクリック
  4. 「非表示および空白のセル」をクリック

スパークライン編集①-⑥

「非表示および空白のセルの設定」ダイアログが表示されます。

デフォルトでは空白セルの表示方法が「空白」に設定されているため、スパークライン上は空白セル部分はグラフの線が消えています。

空白セルを「ゼロ」で表示

スパークライン編集①-⑦

5. [空白セルの表示方法]の「ゼロ」を選択
6. 「OK」をクリック

スパークライン編集①-⑧

上図の通り空白セル部分の値が0としてスパークライン上で表示されます。

空白セルを「データ要素を線で結ぶ」で表示

スパークライン編集①-⑨

データ範囲の途中で空白セルがあるとスパークラインのグラフの線が途切れてしまいます。

この部分を空白セルの前後で線をつなげたい場合に使用します。

スパークライン編集①-⑩

5. [空白セルの表示方法]の「データ要素を線で結ぶ」を選択
6. 「OK」をクリック

スパークライン編集①-⑪

上図の通り途切れていたスパークラインがつながりました。

非表示セルの行と列のデータを表示する

スパークライン編集①-⑫

スパークラインは通常のグラフと同様にデータ範囲の行・列を非表示にすると、スパークライン上のグラフから非表示部分も非表示になってしまいます。

データは非表示にしたとしてもスパークライン上は表示したい場合は以下の設定を行います。

スパークライン編集①-⑬

5. 「非表示セルの行と列のデータを表示する」にチェック
6. 「OK」をクリック

スパークライン編集①-⑭

上図の通り非表示のデータもスパークライン上は表示されるようになります。

行/列の切り替え

スパークラインのデータ範囲内で行/列を切り替えたい場合に使用します。

スパークライン編集①-⑮

  1. スパークラインのセルを選択
  2. スパークラインツール「デザイン」タブをクリック
  3. 「データの編集」をクリック
  4. 「行/列の切り替え」をクリック

スパークライン編集①-⑯

上図の通り行/列が切り替わりました。

今回の図の中で具体例を出すと、M4セルはD4:L4がスパークラインのグラフを形成されていたのがD4:D12に変更されました。

まとめ

「データの編集」でスパークラインの表示する大元の根拠・前提を自分の思い通りに設定ができます。

あとはここで設定した内容をどう表示するのか、という部分は次回以降記事にまとめていきますね。