
先日スパークラインの挿入方法について解説しました。
データの推移をワークシート上で気軽に確認するのに最適!スパークラインの挿入方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
デフォルト設定のままで事足りれば問題ないですが、微調整したい場合も多いはず。
複数回に分けてスパークラインの設定・編集テクニックをご紹介していきます。
今回はスパークラインの「データ編集」について解説していきます。
スパークライン「データ編集」でできること
グループの位置とデータの編集
一度挿入したスパークラインの表示セルやデータ範囲を変更したい場合に使用します。
- スパークラインのセルを選択
- スパークラインツール「デザイン」タブをクリック
- 「データの編集」をクリック
- 「グループの位置とデータの編集」をクリック
「スパークラインの編集」ダイアログが表示されます。
5. 任意の配置場所、データ範囲を選択
6. 「OK」をクリック
単一スパークラインのデータを編集
個別のスパークラインを配置しているセルのデータ範囲を変更したい場合に使用します。
- 該当のスパークラインのセルを選択
- スパークラインツール「デザイン」タブをクリック
- 「データの編集」をクリック
- 「単一スパークラインのデータを編集」をクリック
「スパークラインデータの編集」ダイアログが表示されます。
5. 任意のデータ範囲を選択
6. 「OK」をクリック
非表示および空白のセル
スパークラインのデータ範囲の中で非表示や空白セルがあった場合、スパークラインのグラフをどう表示するかの設定変更が可能です。
- スパークラインのセルを選択
- スパークラインツール「デザイン」タブをクリック
- 「データの編集」をクリック
- 「非表示および空白のセル」をクリック
「非表示および空白のセルの設定」ダイアログが表示されます。
デフォルトでは空白セルの表示方法が「空白」に設定されているため、スパークライン上は空白セル部分はグラフの線が消えています。
空白セルを「ゼロ」で表示
5. [空白セルの表示方法]の「ゼロ」を選択
6. 「OK」をクリック
上図の通り空白セル部分の値が0としてスパークライン上で表示されます。
空白セルを「データ要素を線で結ぶ」で表示
データ範囲の途中で空白セルがあるとスパークラインのグラフの線が途切れてしまいます。
この部分を空白セルの前後で線をつなげたい場合に使用します。
5. [空白セルの表示方法]の「データ要素を線で結ぶ」を選択
6. 「OK」をクリック
上図の通り途切れていたスパークラインがつながりました。
非表示セルの行と列のデータを表示する
スパークラインは通常のグラフと同様にデータ範囲の行・列を非表示にすると、スパークライン上のグラフから非表示部分も非表示になってしまいます。
データは非表示にしたとしてもスパークライン上は表示したい場合は以下の設定を行います。
5. 「非表示セルの行と列のデータを表示する」にチェック
6. 「OK」をクリック
上図の通り非表示のデータもスパークライン上は表示されるようになります。
行/列の切り替え
スパークラインのデータ範囲内で行/列を切り替えたい場合に使用します。
- スパークラインのセルを選択
- スパークラインツール「デザイン」タブをクリック
- 「データの編集」をクリック
- 「行/列の切り替え」をクリック
上図の通り行/列が切り替わりました。
今回の図の中で具体例を出すと、M4セルはD4:L4がスパークラインのグラフを形成されていたのがD4:D12に変更されました。
まとめ
「データの編集」でスパークラインの表示する大元の根拠・前提を自分の思い通りに設定ができます。
あとはここで設定した内容をどう表示するのか、という部分は次回以降記事にまとめていきますね。