ピボットテーブルの色付けを変更する方法(ピボットテーブルスタイル) [ピボットテーブル基礎]
AさんAさん

ピボットテーブルをデフォルトのものから色を変更したいですが、普通のセルと同じ方法で設定して問題ないですか?

森田森田

普通の方法でも良いですが、「ピボットテーブルスタイル」の方がスピーディーに対応できますよ!

では、詳細を解説していきますね。

解説動画:【ピボットテーブル#5】書式設定の基本テクニック9選 - レポートを読み手に見やすく分かりやすく体裁を整える

この記事の内容は下記の動画でも解説しています。
コメント欄の「ピボットテーブルスタイル」・「ピボットテーブルのオプション」の時間の部分をクリックすると該当の解説へジャンプできますよ!

はじめに

本題に入る前に、この記事がおすすめな方を挙げてみます。

  • Excelでデータの集計・分析作業を行うことが多い方
  • ピボットテーブルを実務で使う機会がある方
  • ピボットテーブルの色付けを変更したい方

前提条件

この記事はピボットテーブルの概要を理解していることが前提です。
→まず、以下の記事で概要を把握することをおすすめします。

ピボットテーブルレポートの色を変更したい場合は「ピボットテーブルスタイル」が有効

ピボットテーブルレポートは通常のセルと同じようにセルの塗りつぶしや文字の色を変更することは可能です。

細かく色付けの設定が必要な場合はこれでも良いですが、レポート全体の見栄えをまとめて変更する際は「ピボットテーブルスタイル」が便利です。

この機能を使うことで、レポートの見出し、各アイテム、集計行、縞模様などの色合いをまとめて変更できます。

では、ピボットテーブルスタイルの設定手順を確認していきましょう。

ピボットテーブルスタイルの設定手順

今回の前提として、すでにピボットテーブルの集計条件がセットされた状態からスタートします。

まず、ピボットテーブルレポート上のいずれかのセルを選択(①)した状態で、リボン「デザイン」タブをクリック(②)します。

続いて、任意のスタイルを選択(③)すればOKです。

ちなみに、今回は「薄い灰色,ピボットスタイル(淡色)15」を選択しました。

【参考】選択可能なスタイル一覧

ピボットテーブルレポートが任意のスタイルに変更されればOK

手順③で選択したスタイルの「薄い灰色,ピボットスタイル(淡色)15」になっていますね!

他のスタイルも同じ要領で変更可能です。

【補足】縞模様の設定は「ピボットテーブルスタイルのオプション」から

基本となるスタイル設定後、さらに縞模様等の表示設定したい場合は「ピボットテーブルスタイルのオプション」です。

基本的にチェックのONN/OFFで設定できます。

【参考】「ピボットテーブルスタイルのオプション」で設定できること

「ピボットテーブルスタイルのオプション」の各項目のON/OFFの結果は以下の通りです。

行見出し

デフォルトはチェックONです。

列見出し

デフォルトはチェックONです。

縞模様(行)

デフォルトはチェックOFFです。

縞模様(列)

デフォルトはチェックOFFです。

サンプルファイルで練習しよう!

可能であれば、以下のサンプルファイルをダウンロードして、実際に操作練習をしてみてください。

サンプルファイル_ピボットテーブル_ピボットテーブルスタイル.xlsx

※サンプルファイルのダウンロードには無料メルマガに登録いただく必要があります。
(上記リンクから登録フォームへ遷移します)

ファイルを開いたら、次の手順を実施してください。(今までの解説のまとめです)

  1. ピボットテーブルレポート上のいずれかのセルを選択
  2. リボン「デザイン」タブをクリック
  3. 任意のスタイルを選択
    ※今回は「薄い灰色,ピボットスタイル(淡色)15」を選択

本記事の解説と同じ結果になればOKです!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

ピボットテーブルスタイルはワンタッチでレポート全体の見栄えを変えることができるので、めちゃくちゃ時短になります。

レポートを見せる相手がクライアント企業などの場合、サクッと相手のコーポレートカラーに合わせた色合いにする等できると心象が良くなりますね。

なお、ピボットテーブルの各種テクニックは、私の拙著でも体系的に解説していますので、こちらも参考にしてみてください。

ご参考になれば幸いですm(_ _)m

森田森田

私は基本的にピボットテーブルレポートの色はデフォルトのままで良い派です。

ただ、読み手に合わせた配色にする、あるいは複数レポートを同じシートに並列で表示する場合は色分けする等で「ピボットテーブルスタイル」は便利ですね。

基本テクニックですが、ぜひ改めて活用していきましょう。