組織などの不特定多数の人が共通で使用することを前提にしたExcelワークシートは、入力時の注意事項などを図形(オートシェイプ)に書き添えて、誰が見ても混乱しないようにしておくことが求められます。
しかし、意外とそのようなフォーマットを印刷して提出する運用になっている組織もまだまだ少なくありません。
場合によっては、いちいち注意書きの記載された図形などのオブジェクトを印刷範囲からどかしたり、消したりを行っている方もいるかもしれません。
実は、このようなオブジェクトは任意で印刷するか否かを選択(設定)することが可能です。
今回は、ワークシート上のオブジェクト(オートシェイプなど)を印刷時に非表示にする方法について解説していきます。
オブジェクトを印刷しないようにする設定
通常は上図のように注意書きの記載された図形などのオブジェクトもワークシート通りに印刷対象となっているのがデフォルトです。
ここで、印刷したくないオブジェクトに対して以下の手順にて印刷時に非表示にすることが可能になります。
設定手順
- 対象のオブジェクトを選択
- マウス右クリック
- 「図形の書式設定」をクリック
「図形の書式設定」ダイアログが表示されます。
4. 「プロパティ」をクリック
5. 「オブジェクトを印刷する」のチェックを外す
6. 「閉じる」をクリック
これで設定は完了です。
無事印刷時に設定したオブジェクトが非表示になりました!
まとめ
Excelのオブジェクトに対しての設定は意外と奥が深いです。
何気なく作業の上での小さなストレスになっているところは調べてみると解決策となる設定方法がある場合が多いので、書籍やネットなどで調べる習慣をつけると良いですね!
上記にプラスして、データを、一部非印刷範囲に変更した時だけオブジェクトを自動的に印刷しないように設定しない方法はありませんか?
工藤さん
コメントありがとうございます。
これ以上の細かな設定を行いたい場合はVBAを使うしかないでしょうね。
もしくは、メモ程度であればコメント機能(Office365ならメモ機能)だったら、
表示しているもののみ印刷可能です。(下記URL参照)
https://excel-master.net/printing/comment/
コメント(メモ)の表示/非表示はリボンの「校閲」タブで一括で切り替えできるため、
こちらの方が便利かもしれません。
以上、ご参考になれば幸いですm(__)m