RANK関数で順位を自動で表示する方法

RANK関数で順位を自動で表示する方法

前回Excel2010でランキングチャートを作成する方法について解説しました。

Excel2010でランキングチャートを作成する方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~

表の中で順位を常に更新しておくことは重要ですが、手動で行なうには手間もかかりますし、入力ミスもあると面倒です。

また、表の中のデータが更新された場合もあるでしょうから、順位は自動表示が望ましいです。

そんな時に有効なのがRANK関数です。

今回はRANK関数で順位を自動で表示する方法について解説していきます。

RANK関数の基本構成

RANK(数値,参照,[順序])

数値

順位を出したい個別のデータを指定します。

参照

順位を出したいデータ範囲(データのグループ)を指定します。

[順序]

省略可能です。

この部分を省略したり、「0」の場合は降順(大きい方が順位高い)で順位付けされ、「1」の場合は昇順(小さい方が順位高い)で順位付けされます。

使用例

RANK関数①

B列の売上高に高い順に順位をC列に表示したいとします。

この場合、C2セルにRANK関数を入力します。

RANK関数の「数値」はB2セル、「参照」は売上高が入っているセルすべてになるため、今回はB2:B5を指定します。

今回は「順序」は降順で問題ないため省略で問題ありません。

また、「参照」部分はC2セルの関数をC3セル以降にコピペすることを想定し、絶対参照にしておきましょう。($B$2:$B$5)

絶対参照は「行」部分だけでも良いです。

ちなみに「順序」部分を昇順にする場合は、「,1」を「参照」の後に入力します。

RANK関数②

同じ参照範囲でも順位が逆転しました。

RANK関数の対象が昇順で順位付けしたい場合に活用しましょう。

まとめ

いろいろと分析したり報告する際に、件数やパーセンテージに加えて、「順位」も添えるとより効果的になることもあります。

意外と使用頻度はあると思いますので、使ったことがない方は関数のレパートリーに入れられるようにしておくと便利ですよ!