前回、ピボットテーブルで携帯料金を分析する方法について解説しました。
ピボットテーブルで電話番号ごとの通話料金と通話時間を計算する方法(au通話明細を利用) | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
このようにピボットテーブルでまとめたデータをさらに詳細の分析を行いたい場合、グラフ化することも有効です。
Excelにはピボットグラフというピボットテーブルと連動したグラフ作成機能があります。
今回は、このピボットグラフのつくり方について解説していきます。
対象の2つのデータがそれぞれ単位が異なるため、今回は2軸の折れ線グラフで作成してみます。
ピボットグラフ(2軸の折れ線グラフ)の設定手順
- ピボットテーブル上(A3:C12)の任意のセルを選択
- ピボットテーブルツール「オプション」タブをクリック
- 「ピボットグラフ」をクリック
ここで、「グラフの挿入」ダイアログが表示されます。
4. 任意のグラフを選択
5. 「OK」をクリック
なお、4.の手順で今回は「折れ線」→「折れ線」を選択しています。
ワークシートに戻ります。ここまででグラフが既存シート上に作成されています。
6. グラフ上でマウス右クリック
7. グラフミニツールバー上の対象領域ボックスの「▼」マークをクリック
8. グラフミニツールバー上の対象領域ボックス内で「系列”合計/通話時間”」を選択
9・10の操作はキーボードのみとなります。
9. [Esc]キーをクリック
10. アプリケーションキーをクリック
手順6~10の操作は「系列”合計/通話時間”」の値が小さいために行なっています。
操作の詳細は下記記事もご参照ください。
値が極端に小さいデータ系列を簡単に選択して右クリックメニューを表示する方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
データ系列の右クリックメニューが表示されます。
11. 「データ系列の書式設定」をクリック
「データ系列の書式設定」ダイアログが表示されます。
12. [系列のオプション 使用する軸]を「第2軸(上/右側)」を選択
13. 「OK」をクリック
ワークシート上に戻ります。ここからはグラフのレイアウトを少々整えます。
14. ピボットグラフツール「レイアウト」タブをクリック
15. 「凡例」をクリック
16. 「凡例を上に配置」をクリック
凡例は上の方がグラフのデータ推移が見やすくなるために行っています。
この部分は各自のお好みで設定してください。
無事2軸の折れ線グラフを作成できました!
まとめ
ピボットグラフも基本的には普通のグラフのテクニックで作成することが可能です。
しかも、ピボットテーブルのように各フィールドをデータ領域に入れ替えることで異なるデータの分析も柔軟に行なうことができるので、自分が分析したい内容を深堀りするにもうってつけです。
まだ使ったことがない方はぜひ試してみてくださいね!