
HLOOKUP関数やOFFSET関数、INDEX関数などの行番号を引数として指定する関数や、表の項番を自動化したい場合に有効なひとつの手法としてROW関数があります。
今回は行番号を返すROW関数の使い方について解説していきます。
ROW関数の基本構成
ROW([参照])
[参照]
行番号を指定したいセル番地(A1など)を指定します。
ブランク(引数なし)でもOKです。
使い方
引数指定なし
ROW関数の引数がない(ブランクの)場合、ROW関数を入力したセルの行番号が返ります。
引数指定あり
ROW関数の引数としてセル番地を入力した場合、入力したセル番地の行番号が返ります。
【応用】四則演算と組み合わせ
応用的な使い方として、ROW関数で返る値は数値のため、四則演算を追加で行うことも可能です。
たとえば、通し番号となる項番を自動で出したい場合など、ROW関数の引数を指定なしにして見出しの行以上の行数分を減算(引き算)すればオートフィルでコピーすれば自動化できます。
まとめ
ROW関数は使いどころに工夫が必要な関数のため、使いこなしている方は少ない中上級者向けの関数です。
ただ、関数の仕組み自体は簡単なので、HLOOKUP関数やOFFSET関数、INDEX関数などを覚えるときにいっしょに覚えてしまうと良いですね(*^^*)