条件付き書式活用テクニックその3【データバーを設定】

条件付き書式活用テクニックその3【データバーを設定】

Excelでさまざまな数値を集計している方も多いはず。

しかし、数値だけだと、パッと見でどの数値が大きい・小さいなどはわかりにくいので、条件付き書式で色付けを行うなど工夫されていることでしょう。

今回は、さらにもう一歩進んだ形として、Excel2007以降から条件付き書式に追加されたデータバー機能を設定して、表の数値をグラフ的に示すことでより分かりやすい表にする方法を解説していきます。

今回やりたいことの前提

今回のやりたいことは、下図の体重や体脂肪率をそれぞれデータバーを設定し、数値の大小を視覚的に分かりやすく表示します。

条件付き書式データバー設定方法①

この設定をすれば、わざわざグラフを作成することなく、表自体が横棒グラフになるのでデータの比較にもってこいです。

Excel2003歴が長い人ほど馴染みがないかもですが、通常の条件付き書式とほぼ同じような設定方法なので、慣れれば楽チンですよ!

データバーを設定する方法

条件付き書式データバー設定方法②

  1. 対象のセル範囲を選択
  2. 「ホーム」タブをクリック
  3. 「条件付き書式」をクリック
  4. 「データバー」をクリック
  5. 任意のデータバーの色を選択

ここまででデータバーが設定できましたが、各数値の差がわかりにくいためデータバーの最小値・最大値を調整して差異を見やすくします。

条件付き書式データバー設定方法③

6. 「条件付き書式」をクリック
7. 「ルールの管理」をクリック

条件付き書式データバー設定方法④

8. 対象ルールを選択
9. 「ルールの編集」をクリック

条件付き書式データバー設定方法⑤

10. [最小値][最大値]両方の[種類]を「数値」に選択
11. [最小値][最大値]両方の[値]を入力
12. 「OK」をクリック

表の中の実際の最小値・最大値よりも幅を持たせた方が綺麗に見えます。

今回の表では、実際は最小値が「69.0」、最大値が「71.2」のため、それぞれ「68」・「72」と幅を持たせています。

条件付き書式データバー設定方法⑥

13. 「OK」をクリック

条件付き書式データバー設定方法⑦

初期設定よりもデータバーの大小の差異がわかりやすくなりましたね。

条件付き書式データバー設定方法⑧

体脂肪率も同じようにデータバーを設定すると、見やすい表となります。

まとめ

数値の羅列だけでは短時間に全体感をつかむことはなかなか大変です。

しかし、今回ご紹介したデータバーを使うなどして、視覚的・感覚的に全体感を把握できるように表を加工してあげると、自分のみならず他者から見てもわかりやすいものとなります。

ほかにも視覚的にわかりやすくするテクニックはありますので、今後ご紹介していきますね。