MEDIAN関数で対象範囲の中央値を求める方法

MEDIAN関数で対象範囲の中央値を求める方法

皆さんはデータの分析には合計値・平均値・中央値・最頻値・最大値・最小値など、何の値を求めていますか?

合計値や平均値を求めている方は多いと思いますが、それ以外の値は意外と使えている方は少ないのではないでしょうか。

もちろん、何のために分析するかによって使い分けは発生しますが、この中でも中央値はおすすめです。

中央値とは、簡単にいうと対象のデータの中で真ん中にくる値のことです。

たとえば、1~5の数値があったとしたら、真ん中の3番目の数値になります。

平均値の場合は計算対象の中で飛び抜けて大きい、あるいは小さいデータがあると、平均値が実態にそぐわないケースもあるため、中央値の方が実態をつかみやすい、というメリットがあります。

なお、中央値はExcelのMEDIAN関数で求めることが可能です。

今回はMEDIAN関数で対象範囲の中央値を求める方法について解説していきます。

中央値とは?

中央値(ちゅうおうち、英: median)は、代表値の一つで、有限個のデータを小さい順に並べたとき中央に位置する値。たとえば5人の人がいるとき、その5人の年齢の中央値は3番目に年寄りな人の年齢である。 ただし、データが偶数個の場合は、中央に近い2つの値の算術平均をとる。中央値の事を、メディアン、メジアン、中間値とも呼ぶ。ただし、「中間値の定理」の中間値はこの意味ではない。

参照元:中央値 - Wikipediaはてなブックマーク _%%TITLE

MEDIAN関数の基本構成

MEDIAN(数値1,[数値2],…)

数値1

中央値を求める対象のセル範囲を指定します。

この部分は単一のセル(例:A4)でも複数セル範囲(A4:A5)でも良いです。

数値2以降

この部分は必要がある場合のみの任意の項目です。

中央値算出対象が不連続の場合に”,”[カンマ]で区切って指定します。

数値3、数値4のように”,”[カンマ]でどんどん追加することが可能です。

使用例

今回は8月の体重の中央値を求めたいとします。

MEDIAN関数①

使用方法はSUM関数やAVERAGE関数と同じなので簡単です。

中央値を求めたい範囲を指定してあげます。

今回はC3:C33になるので、MEDIAN関数内でその範囲を指定します。

すると、MEDIAN関数が入力されているF3セルへ中央値が返ります。

不連続なデータを求めたい場合

こちらもSUM関数やAVERAGE関数とまったく操作感はいっしょです。

詳しく知りたい方はSUM関数の記事をご参照ください。

Excel関数のはじめの一歩!初心者向けSUM関数の使い方 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~

まとめ

中央値は統計の勉強をしてから私も知りました。

データはさまざまな観点から調べると、分析した結果まで変わってくるので、より本質的な分析ができるように我々も「武器」を身につけていく必要がありますね。