
Excelで作業していると、システムから吐き出したデータや、他部署などの他者が作成したワークシートを扱うケースがありますね。
その際、自分が必要な作業をするために特定のデータ(文字列)から特定の部分を抽出できれば楽だな、と思ったことはありませんか?
そんな時は文字列操作を行う関数が便利です。
今回はLEFT関数で任意の文字列の左端から指定した文字数分の文字列を抽出する方法について解説していきます。
LEFT関数の基本構成
LEFT(文字列,[文字数])
文字列
文字数を抽出したいセルを指定します。
セル範囲(たとえば”A1:A2″など)は指定しても正しくカウントできませんので、1つのセル(たとえば”A1″のみなど)を選択しましょう。
文字数
抽出したい文字数を数字で指定します。
先頭文字が"1"となります。
ここで指定する文字数は半角・全角の区別はありません。
使用例
今回はB3セルに入力されている住所のうち、先頭から3文字分を抜き取りC3セルに返したいとします。
その場合、LEFT関数で指定する[文字列]はB3セル、そして3文字抜き取りたいので[文字数]は"3"を入力します。
そうすると、C3セルにはB3セルの先頭含めた3文字分として、「東京都」の値が返ります。
まとめ
文字列操作関数は覚えてしまうと、データの加工作業が楽チンになります。
そういったワンクッションを入れてデータをきれいにしておくと、集計や検索などの次の工程も楽にできますし、後から見ても第三者が見てもわかりやすいものになります。
次回以降はRIGHT関数やMID関数などの他の文字列操作関数もご紹介していきます。