Excelのワークシートの内容をIE(Internet Explorer)などのブラウザで表示することも可能です。
用途としては、以下の場合がおすすめですね。(いずれも小集団のグループで活動しており共有ドライブを使用していることが想定)
- 元ファイル(Excel)の内容を編集されずに内容だけを他者へ見せたい場合
- 一部の人しかExcelアプリケーションが開けない(インストールされていない)場合
今回はExcelブックをブラウザ上で表示させる方法について解説していきます。
サンプル
たとえば、下図のワークシートをサンプルにIE(Internet Explorer)で表示したいとします。
操作手順
1. 「ファイル」タブをクリック
「ファイル」タブ内のメニューが表示されます。
2. 「エクスポート」をクリック
3. 「ファイルの種類の変更」をクリック
「ファイルの種類の変更」のメニューを下方向へスクロールします。
4. 「別のファイル形式として保存」を選択
5. 「名前を付けて保存」をクリック
「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。
6. ファイルの保存先を指定
7. [ファイル名]は必要があれば変更
8. [ファイルの種類]は「Webページ」を選択
9. [上書き保存]はHTMLファイル化する範囲を選択
10. 「保存」をクリック
7.は基本的にExcelファイルの名前がデフォルト値となりますので、必要に応じて変更しましょう。
9.は「ブック全体」がデフォルト値でブック内のシートがすべてHTMLファイル化されます。
「範囲選択:シート」を選択すると対象のシートのみがHTMLファイル化されますので、必要に応じて選択しましょう。
以下のポップアップメッセージが表示されます。
Webページとして保存する場合、ブックの一部の機能が失われる可能性があります。
この形式でブックを保存しますか?
11. 「はい」をクリック
「ブックの一部の機能が失われる~」の代表例は、入力規則のプルダウンやウィンドウ枠の固定、読み取りパスワードなどが挙げられます。
6.で指定した場所へHTML化されたファイルとそのファイル名+”.files”という名称のフォルダが新しく作成されました。
ファイル名+”.files”という名称のフォルダを開くと、HTMLファイルの構成要素が格納(自動生成)されています。
HTML化されたファイルを開くと、既定のブラウザで表示されます!
自身のPCで複数のブラウザ(IE、ファイヤーフォックス、Googleクロームなど)がインストールされている場合は表示先のブラウザを選択することもできます。
まとめ
私も上記テクニックはグループの中の周知事項をまとめたものをHTML化して展開したりしています。
本格的なHTML言語が扱えなくとも、Excelさえいじれれば良いので重宝します(*^^*)
テキストやオブジェクトにハイパーリンクを仕込んでおけば、簡単なWebページのような構成にすることもできますよ!
特に職場によっては、OfficeアプリケーションをPC全台に入れられないケースもありますので、そういった場合に非常に有効ですね。
ご参考になれば幸いです♪