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IF関数の条件分岐を「○かつ□」で判定したいのですが、どうしたら良いですかね??

森田森田

IF関数の引数「論理式」をAND条件にしたいということですね。
それであれば、IF関数の引数「論理式」にAND関数を組み合わせてあげればOKですよ!
では、詳細を解説していきますね。

はじめに

本題に入る前に、この記事がおすすめな人を挙げてみます。

  • 条件に応じて入力内容が変わる作業が多い人
  • エクセルを扱う機会がある人
  • 事務職を目指している人

ちなみに、最低限「IF関数の基礎」を把握している想定での記事となります。
※自信がない方はこちらの記事で学んでください。
【初心者向け】複数のIF関数を入れ子(ネスト)にして条件分岐を増やす方法

IF関数の条件分岐をAND条件で判定したい!

IF関数の条件分岐(引数「論理式」の部分)は通常1つの条件で判定しますが、これを2つ以上のAND条件(○かつ□)にしたいということですね。

たとえば、何らかの試験に合格する基準が複数ある場合などが例として挙げられます。

上記の例では、学科と実技の2つの試験それぞれで合格点以上を取ることが合格(つまりはIF関数でいう”TRUE”)となりますね。

このように、条件分岐を行なう条件(引数「論理式」)が複雑になるだけで、あとは普通のIF関数と同じです。

フローチャートにまとめると、次のようなイメージですね。

条件分岐自体はIF関数をネストしない限りは増えませんので、条件分岐を増やすことと、条件分岐を行なう条件(引数「論理式」)が増えることを混同しないようにしましょう。

引数「論理式」にAND関数を組み合わせる!

IF関数の引数「論理式」をAND条件にするために、AND関数を活用します。

AND関数とは?

このAND関数はIF関数と同じく論理関数の一種で、AND関数の引数にした条件すべてが”TRUE”の場合のみ”TRUE”を返してくれる関数です。(それ以外の戻り値はエラーがなければ”FALSE”になります)

AND(論理式1,[論理式2],…)

試しに、このAND関数を単体で使ってみるとイメージが湧きやすいと思います。

たとえば、次の表のB5セルに「C3>=A3」と「D3>=B3」と2つの条件を引数にしたAND関数を入れてみましょう。

まず、引数「論理式1」の条件となる「C3>=A3」は、セルの値を代入すると「79>=70」となるので”TRUE”になりますね。

次に、引数「論理式2」の条件となる「D3>=B3」は、セルの値を代入すると「68>=70」となるので”FALSE”になります。

結果、AND関数の引数のうち、「論理式2」が”FALSE”になってしまったために、AND関数自体の戻り値が”FALSE”になっているわけですね。

組み合わるとはどういうことか?

組み合わせるとは、このAND関数をIF関数の引数「論理式」のところに入れるわけです。

こうして2つの関数を組み合わせて使うことで、引数「論理式」がAND関数によってAND条件(○かつ□)になるわけです。

サンプルファイルで練習しよう!

では、実際に今回のIF関数とAND関数の組み合わせテクニックを使ってみましょう!

サンプルの条件

今回の題材は次のとおりです。

「合否判定」というシートのA~D列に次のような項目が用意されています。

・A列:「学科」試験の「合格点」 ※今回の値は”70”
・B列:「実技」試験の「合格点」 ※今回の値は”70”
・C列:「学科」試験の「得点」  ※今回の値は”79”
・D列:「実技」試験の「得点」  ※今回の値は”68”

今回、「学科」と「実技」のそれぞれで「得点」が合格点以上の場合に”合格”、それ以外は”不合格”となるように、E3セルへIF関数とAND関数の数式を入れてみましょう。

実際に練習してみよう!

可能であれば、以下のサンプルファイルをダウンロードして実際に操作してみてください。

サンプルファイル_IF関数_AND条件
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(上記リンクから登録フォームへ遷移します)

ファイルを開いたら次の手順を実施してください。

  1. 「合否判定」シートを選択
  2. E3セルへ「=IF(AND(C3>=A3,D3>=B3),”合格”,”不合格”)」を入力
    ※赤字の部分をコピーして貼り付けてください。

問題なく”不合格”という値がE3セルへ表示されたらOKです!

C3・D3セルの値を変えてみて、E3セルの値がどう変わるかもいろいろ試してみてくださいね。

もし、表や数式を加工してしまった場合は、上記手順を実施済みの「合否判定 (関数あり)」シートもサンプルファイル内に用意していますので、必要に応じてご活用くださいね。

さいごに

意外とビジネスシーンでは、上記のような複合条件は当たり前のようにあるはずです。

皆さんも、携帯電話などの割引条件が複数項目あることを思い浮かべれば想像できると思います。

よって、IF関数は少なくとも今回のようなAND条件の他、OR条件も含めて複合条件で判定する方法は知っておくと良いですよ。(OR条件については以下をご参照ください)

さらにIF関数を便利に使うための応用テクニックを知りたい方は、私の書籍で紹介しているので、こちらもご参考にしていただければと思います。

ご参考になれば幸いですm(_ _)m

森田森田

IF関数はAND条件とOR条件は使えてからが便利になるので面白くなりますよ!
ただ、こういう条件式は必要最低限にしましょうね。
私も覚えたての頃は調子に乗って、ひとつの条件をAND条件とOR条件を組み合わせたりし過ぎて、訳わからなくなったことがありますので(笑)

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