
前回TODAY関数で常に今日の日付をワークシート上で表示する方法について解説しました。
TODAY関数で常に今日の日付をワークシート上で表示する方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
さらに、時刻まで現在のものをワークシート上に表示したいケースもありますね。
そんなときはNOW関数で対応することが可能です。
今回は、NOW関数で常に現在時刻をワークシート上に表示する方法について解説していきます。
NOW関数の基本構成
NOW()
引数がない関数です。
つまり、()[かっこ]の中に文字やセル番地を参照などがないということです。
なお、PCで設定されている時刻がずれている場合、正しい時刻が表示されません。
正しく表示されない場合は、自身のPCの時刻の設定を確認しましょう。
使用例
上図の通り、現在時刻を表示したいセルへ「=now()」と入力するだけです。
あとは、日付も出すか、時刻だけにするかなど、任意でセルの表示形式を設定してあげればOKです。
詳細は下記記事をご参照ください。
Exceのセル書式設定「表示形式」のおすすめユーザー定義【日付編】 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
その他の使用例
このNOW関数をうまく使っているな~と感じたのは、無料でダウンロード可能な「TaskChute」というExcelベースのタスク管理ツールです。
私も無料なTaskChute1を愛用しています。
下図のように現在時刻の部分をNOW関数で表示し、当日日付の各タスクの見積り時間を加算することで終了予定時刻を算出しています。
自分自身の終了時刻がわかると精神衛生上かなり楽です。
場合によっては、この時刻よりもはやく終わらせようと気合も入りますからね。
ご興味のある方はこちらの公式ダウンロードページからダウンロードしてみてください↓
Excel内の類似機能
ショートカットキー
自身の任意のタイミングでワークシート上に現在時刻を入力したい場合、
[Ctrl]+:[コロン]
で本日日付のシリアル値がセルに入力されます。
印刷機能の「ページ設定」内の「ヘッダー/フッター」
ワークシート上でなく、印刷範囲のヘッダー/フッターに任意で現在時刻を自動反映されるように設定することも可能です。
こちらも詳細は、今後別記事でご紹介する予定です。
※2014/2/24に更新しました↓
Excelワークシートのヘッダー/フッターに日付・時刻を設定する方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
まとめ
時刻単位で管理するシートは日付のものよりも少ないので、TODAY関数よりもNOW関数の方が相対的に出番は少ないです。
しかし、ある意味表示形式次第ではNOW関数で日付まで管理できるので、NOW関数さえ覚えておけばTODAY関数は不要にできるともいえます。
どちらも試したことがない方はNOW関数から覚えてみてもよいのではないでしょうか?(まあ、どっちも英語の意味合い的にも覚えやすいですが)
お好みの方から覚えて、ゆくゆくはどちらも活用できるようになりましょう!