設定をしておくと、条件に応じてセルの書式を自動で切り替えてくれるExcelの便利な機能のひとつである条件付き書式。
前回はその条件付き書式で土日祝日を自動で色付けする方法をご紹介しました。
条件付き書式活用テクニックその1【土日祝日を色付け】 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
今回は、ワークシート上の特定のフラグをもとに指定範囲を色付けする方法について解説していきます。
今回やりたいことの前提
今回のやりたいことは、下図の表におけるD列の「ステータス」の中で、”在庫なし”の場合に、A~D列の該当行に自動で色付けができるように設定します。
この設定をすることで、表の中で強調したいデータを視覚的に目立たせることが可能になります。
私も実務でタスクの進捗管理表でタスクが終わったものに完了フラグを立てたりする際によく使用しています。
簡単ですが、かなり実用的なテクニックですよ!
フラグを基準に色付けする方法
- 対象のセル範囲を選択
- 「ホーム」タブをクリック
- 「条件付き書式」をクリック
- 「新しいルール」をクリック
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリック
- 「次の数式を満たす場合に値を書式設定」欄に数式を手入力
(=$D4=”在庫なし”) - 「書式」ボタンをクリックし、任意の書式を選択(今回はセルの塗りつぶしを赤に)
- 「OK」をクリック
6の数式を入力する際、フラグとなるD列を絶対参照にしないと行全体が正しく塗りつぶしされません。
6の数式を入力する際、行はExcelの左上(上図のオレンジの注意書きの部分)にし、相対参照にしましょう。
無事設定通り”在庫なし”となっている6行目のみ赤に塗りつぶしされました。
まとめ
今回の条件付き書式で入力する数式は”=”が2つも入るのでちょっと不自然に感じますが、ここはこういうものだと割り切って覚えてください。
なお、条件付き書式は関数の知識があると、応用の幅も広がるので、並行して勉強しておくとかなり自動化されたワークシートを作成することも可能になります。
後日ほかの実用的なテクニックもご紹介していきますので、ご参考にしていただければ幸いですm(_ _)m