ビジネスでは、数字からいろいろと分析し、次のアクションへつなげる根拠を見つけ出すことが重要です。
分析の際、表とグラフをセットにすることで視覚的に分析しやすくなり、自分なりの分析結果を見つけ出しやすくなります。
しかし、第三者へ分析した結果を伝えるには、単純に自分が分析に使った表やグラフを見せるだけでは、自分の伝えたいメッセージを過不足なく伝えることはなかなか難しいです。
同じ数字やグラフを見ても、人それぞれ着眼点が異なるためです。
そこで、自分の分析結果を第三者に伝えるためにはもう一工夫を行う必要があります。
今回はグラフに図形を重ねることで分析結果を強調する方法について解説していきます。
工夫前
表とグラフのセットです。(今回のサンプルはA~Cさんの年間の売上成績の推移です)
このままだと、どこに着目すれば良いかわかりませんね。
人によっては、全員の傾向や、人ごとの優劣など、着目点が異なってしまいます。
工夫後
おすすめは、上図のように注目ポイントへ囲い線と吹き出しのセットをグラフ上に入れるとパッと見でわかりやすくなりますね。
もちろん、あくまでもサンプルのため、囲い線は直線でも良いですし、矢印をうまく組み込んでも良いです。
ここは、職場の第三者に意見を聞いてみたりしながら試行錯誤すると良いですね。
図形の挿入方法
- 「挿入」タブをクリック
- 「図形」をクリック
- 任意の図形をクリック
3.は囲い線におすすめなのは、「正方形/長方形」「円/楕円」「角丸四角形」、コメント記述におすすめなのは「吹き出し」全般です。
囲い線は「塗りつぶしなし」はマスト
「正方形/長方形」「円/楕円」「角丸四角形」はデフォルト設定では塗りつぶしがある状態のため、「塗りつぶしなし」を追加で設定する必要があります。
- 任意の図形を選択
- 描画ツール「書式」タブをクリック
- 「図形の塗りつぶし」をクリック
- 「塗りつぶしなし」をクリック
その他、囲い線の太さや実線→点線、色の変更などの微調整を行いましょう。
まとめ
Excelは分析に有用なツールです。
しかし、分析結果をきちんと第三者(特に上司やクライアント)に正確に伝えなければ意味がありません。
また、いかに的を得た分析でも、分析のままで終わってはビジネスとしては意味がないため、それを根拠としたアクションの提示までをワンセットにすることはお忘れなく(^^)/
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ご参考になれば幸いです(*^^*)