Excel時短テクニックその2 複数シートの同一セルをまとめて編集する方法

複数シートの同一セルをまとめて編集する方法

あなたのExcel処理を短縮するテクニックのひとつとして、今回は複数シートの同一セルをまとめて編集する方法について解説していきます。

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使いどころ

このテクニックを使用する主なシチュエーションの代表例は次の通りです。

  • 同一ブック内で同じ表形式のシートが複数あり、同じような処理をまとめて実行したい場合
  • クライアント提出用データなどですべてのシートに対してA1セルなどの特定セルをアクティブ状態にしておきたい場合

操作方法

複数シートをまとめて編集する方法①

複数シートをまとめて編集する方法②

複数シートをまとめて編集する方法③

  1. 編集したいシート範囲の左端(右端でも可)を選択する
  2. [Shift]を押しながら編集したいシート範囲の右端(1が右端の場合は左端)を選択する
  3. 任意の操作を実行

2の操作まで終わった段階で、作業中のExcelブックタイトルの右側に[作業グループ]と表示され、複数シートが選択されていることを示します。

編集したいシートが飛び飛びの場合(たとえばSheet1とSheet3など)は2の操作時に[Ctrl]を押しながら同時編集したいシートをクリックしていくと任意のシートを作業グループにすることが可能になります。

複数シートをまとめて編集する方法④

作業グループ中に実行した処理(文字や数式の入力、罫線の設定など)が実際に編集したシート以外にも反映されます!

まとめ

頻繁に使いどころが出現するわけではないですが、覚えておくと複数シートを一度に処理しなければならない場面で絶大な工数削減効果があるテクニックです。

実際、仕事で定型フォーマットを企業名や担当者別にシートをコピーして使っているものは少なからずあり、その定型フォーマットを修正したり、同一データを入力する場合は、シートの数があればあるほど、このテクニックを活用することで操作数が激減するわけですからね。

ただ、作業グループでなんでもまとめて一度に操作できるわけではなく、ウィンドウ枠の固定や印刷設定などはシートごとに設定が必要なものもあるため、作業グループで何ができて何ができないのかを実際に操作しながら経験していただくことをおすすめします。