![Excel時短テクニックその1 ジャンプ([Ctrl]+G)のセル選択機能のすすめ](https://i0.wp.com/excel-master.net/wp-content/uploads/2013/12/Excel時短テクニックその1ジャンプ機能のすすめ.png?fit=554%2C497&ssl=1)
あなたのExcel処理を短縮するテクニックとして、ジャンプの「セル選択」機能をおすすめします。
私もこの操作を覚えて、特定データの一括選択を行うことができ、複数データを一度に消去あるいは設定変更などが容易になりました。
手作業が減るので効率も精度も高まりますし、何よりも一度に処理できて気持ちが良いです。
今回はそんなジャンプのセル選択機能について解説していきたいと思います。
基本操作
ジャンプ機能はワークシート上でショートカットキー[Ctrl]+Gで呼び出し可能です。
ダイアログボックス(ウィンドウ)を呼び出し後は以下の流れで一括選択が可能になります。
- 「セル選択」をクリック
- 任意の項目を選択
- 「OK」をクリック
続いて、具体的にどのようなケースで活用できるか、サンプルを交えてご紹介します。
使用方法サンプルその1【オブジェクト】
最初はセルデータと違って、一括処理がなかなか大変な「オブジェクト」を一括選択する際に大変有効です。
そもそもここでいうオブジェクトとは、図など「挿入」タブで管理できるデータだと理解すればOKです。
例)
- グラフ
- 図形(オートシェイプ)
- ワードアート
- スマートアート
などです。
なお、VBAなどでいうオブジェクトよりも狭義の意味です。(VBAはセルやシート、ブックもオブジェクトに定義されている)
具体的にオブジェクトを選択するイメージとしては、下図の通りです。
先述の「基本操作」にてジャンプのダイアログボックスを表示しましょう。
そして、選択項目は「オブジェクト」を選択し、「OK」をクリックします。
すると、下図の通りすべてのオブジェクトが選択された状態になります。
あとは、消去したり、任意の設定変更を一括で行うことができます。
使用方法サンプルその2【定数】
続いて、下図のように、ある範囲内のセルデータに数式と文字列が混在してしまった表があるとします。(チームで仕事をしているとこういうケースが意外とあります)
この中で文字列だけ選択したい場合の方法をご紹介します。
まず、事前に検索範囲となるセル範囲をあらかじめ選択しておきます。
その上で、先述の「基本操作」にてジャンプのダイアログボックスを表示しましょう。
そして、選択項目は「定数」を選択し、「OK」をクリックします。
すると、文字列のセルのみ選択された状態になります。
あとは、先ほどのオブジェクトの場合と同様に消去したり、任意の設定変更を一括で行うことができます。
ちなみに先日ご紹介した「数式をワークシートに表示するショートカットキー( [Ctrl]+[Shift]+@)」を利用すると、今回選択されたセル以外は数式が表示されるのでわかりやすいですよ!
Excelで数式をワークシートに表示するショートカットキー( [Ctrl]+[Shift]+@) | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
逆に「数式」のセルを選択したい場合は、「定数」の箇所を「数式」に読みかけて実行してください。
まとめ
今回ご紹介した「オブジェクト」と「定数」以外にも使用頻度が高いものとしては次の項目が挙げられます。
- コメント
- 条件付書式
- 入力規則
などです。
このようにワークシートをパッと見ただけで判別しにくいものを一括で選択できると本当に便利さを実感できますよ!
個人的にもっとはやくに覚えていれば良かったと思える機能のひとつでした。
ご参考になれば幸いですm(_ _)m
“Excel時短テクニックその1 ジャンプ([Ctrl]+G)のセル選択機能のすすめ” への1件のフィードバック