新著「ピボットテーブルも関数もぜんぶ使う! Excelでできるデータの集計・分析を極めるための本」が9/8より発売されます!

約1年2か月かけて試行錯誤しながらまとめ上げた新著もいよいよ発売が近づいてきました!

タイトルはピボットテーブルも関数もぜんぶ使う! EXCELでできるデータの集計・分析を極めるための本です。(出版社はソシムさん)

9月8日から発売となりますので、どんな本なのか、紹介したいと思います。

Excelステップ講座

ケースバイケースでExcel機能を良いとこ取りすることがベスト!

本のタイトルの通り、本書はExcelで行うデータ集計/分析をテーマにした本です。

こうしたテーマはExcelの書籍では良くあるテーマですが、本書の大きな特徴は「関数だけ」「ピボットテーブルだけ」という特定の機能に特化した内容ではなく、ケースバイケースでExcel機能を良いとこ取りしようということ。

実際、私も1冊目は関数本を出しましたが、正直、特定機能を解説する方が圧倒的に著者サイドからすると解説しやすいんですよね。

ただし、実際は関数だけ解決できるかというと、実務はそこまで甘いものではありません。

当然、ピボットテーブルの方が有効な場合もあれば、マクロをがっちり組んだ方が良い場合だってあります。

要は、ケースバイケースで有効な機能は異なるということ。

この事実を案外多くの方はご存じない、あるいは自分が得意な機能に偏りがちな方が多いんです。

私自身がまさにそうでした。

私の場合、最初に得意になった機能は関数です。

壁にぶち当たる度に、ネットなどであらゆる関数の組み合わせを調べ、たいていのことは関数だけで乗りきってきました。

しかし、とある集計作業を上司と分担して行った際、ピボットテーブルを使った上司の方が圧倒的に早く作業を終えてしまったんです。

この時、瞬発的な集計は、関数よりもピボットテーブルの方が適しているのだと、痛感させらされました。

以降、関数だけでなく、あらゆる機能を学び、作業プロセスによって、ケース別にどの機能が有効なのか、本業の実務や個人ビジネスでのブログ執筆やセミナー講師などを通じてノウハウを蓄積してきました。

結果、本書はExcel機能をフル活用するためのノウハウを集約した一冊に仕上がったと思います。

本書がおすすめな方

本書はExcelで日々データ集計や分析を行っている方を想定しています。

もっと具体的には、以下のような方をイメージしています。

  • Excelのデータ集計が手作業や簡単な機能しか使えず、時間がかかってしまっている方
  • Excelのデータ分析をしてみるものの、時間をかけた割に分析結果が仕事に活かせていない方
  • Excelで集計する前準備であるデータ整形(加工や転記など)に時間をとられている方
  • Excel関数だけ、あるいはピボットテーブルだけしか使えない状態を脱却したい方
  • パワークエリやパワーピボットなど、Excelの新機能の実務への活かし方を学びたい方

もし、ひとつでも当てはまるのであれば、本書はお役に立てることでしょう。

本書を通じて得られるメリット

本書は「実務上の頻出ケース」に対しての解決策となるExcel機能・テクニックを厳選して解説していきます。

その結果、次のようなメリットが得られることでしょう。

  • ケースに応じて最適なデータ集計機能・テクニックを習得できる
  • データ集計の事前準備として、不備の是正やレイアウトの加工、転記等のデータ整形のテクニックを習得できる
  • データ分析に役立つExcelスキルの他、データの深掘りの仕方や相関分析等の統計の基礎テクニックを習得できる
  • パワークエリやパワーピボットというExcelの新機能の実務への活用テクニックを学習できる
  • 実務の頻出ケースに応じて最適なExcel機能が何かを知り、適材適所に使い分けできるようになる

なお、本は読んだだけでは、「分かった気」になって終わってしまいます。

あくまでも、Excelスキルを伸ばす鍵は、Excelを「自分の手」で触りまくった経験値の積み重ねだからです。

よって、本書では演習問題を20問以上用意しています。

各章のラストに、その章の基本テクニックを試すためのサンプルファイルもダウンロードできるようにしていますので、ぜひ手を動かしてそのテクニックを習得してください。

そして、実務でもそのテクニックを活用してください。

そこで試行錯誤した分、少しずつですが確実に、あなたのExcelスキルは伸びていきますから。

読者の声

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レビューコメント

ある程度の文字数のものを抜粋して引用しています。

Amazon

実務で役に立つ情報満載
実務でデータの集計分析作業があり、苦手意識克服の為購入。

全体を通して初心者から中級者向けの内容で、400ページのボリューム満点な1冊。

前半はSUMIFやCOUNTIF関数、定番のVLOOKUP関数の使い方。中盤以降は、パワークエリを使用したデータ整形やテータの転記・映えるグラフの作り方などなど。

以下の人におすすめ
・Excelをデータベースとして使用している人
・データの集計分析する人

実現する方法は幾通りもある。関数・機能・マクロを適材適所に使い分けることが肝要。
分析の前段階、すなわちデータ集計の段階で理想的なテーブル形式データが用意されているとは限らない。
人が見やすい形式(人向けのExcel表)をどのようにテーブル形式に変換していくか、まずはそこで壁にぶち当たる方もいるのではないか。

たとえば、
・ユーザー部門は安直に「見栄え」する帳票出力を要求するため、基幹システム出力は「人向け」のExcel表ばかりだ
・情報システム部門は各部のしがらみや過去の経緯から、限定した用途の「人向け」Excel表しか出してくれなくなった
・素直にテーブル形式のデータを出力してくれれば良いのに…

人が見やすい表というのは、教科書通りにピボットテーブルを適用できず、必ずしもデータを扱うものにとってはありがたいものではありません。

テーブル形式のデータにどのように変換し、分析可能な状態に持っててゆくか。

この本では、変換過程は一つではなくいくつかの方法があり、それぞれ一長一短があるもの。適材適所に使い分ける事が必要である、という観点に立ち、数通りの方法を解説しています。

私としては、
・関数のみの力業では間違いが起こりそう。
・VBAでは気軽ではない。完成に時間を費やしてしまう。ちょっと最近は面倒。
・形式変換自体にパワークエリーがもっと使えるのではないか。
と感じていました。

特に第4章では、パワークエリーを使用して変換してゆく実例を学べ、重宝しています。

パワークエリーの基本は、 『Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本 』 の演習で全体像と素晴らしさを体験した後に本書で「変換」の課程を詳しく見ると効果的と感じました。
本書に書かれている技と勘所を習得すれば、大抵は対応できると考えます。
ただ、パワークエリを掘り下げたいのでM言語関連の洋書にもチャレンジしようと思います。

関数からパワークエリに移行したい方へ
そこそこやりたい処理ができてはいたのですが、この本を読んで猛省。
関数ゴリゴリで自分しか分からないシートをつくる人、メンテナンスが考慮できていないため、ちょっとの変更が大仕事になってしまう人、必読です。

欲を言うとサンプルも
全体としてはわかりやすいが、ところどころサンプルが小さすぎたり、丁寧に説明してほしい細かい数式を端折ったりするところも見られた。解決策としては、演習だけではなくて、解説用のサンプルもファイルで配布していただければ完璧だ。作業しながら本を読むことができる。
追記)次回作では解説用サンプルファイルもサポートページにアップされているようなので、本書についても同様な対応をされると神本と言われるだろう。

森田森田

上記ご意見を踏まえ、2022/5/20から本章のファイルもダウンロードできるようにしました!
ダウンロード先のソシム社のサイトはこちら

ブクログ

業務の時短のために未知のExcelテクニックや機能を知りたくて購入。
一番参考になったのは、パワークエリを使ったデータ整形の方法。
関数を使ったデータの加工を最初にさせておいて、同じ作業をパワークエリで簡単かつ爆速で終わらせるという流れで、両機能のとりこになった。列のピボット機能を解除したときには「は!?」と大きな声が出てしまうほど衝撃だった。
表の見出しが2行以上など、集計しにくい資料を見て頭を抱えていた以前の自分はもういない。ムダな作業時間が減ることを考えると、仕事が楽しみになってきた。

改善してほしい点は、実際に手を動かしながら覚えてもらえるよう、データサンプルをサイトからダウンロードできるようにしてくれてるのだが、なぜか巻末の演習問題のサンプルしか用意されていないところ。本章のサンプルデータを今からでもアップしてほしい。

オールカラーで見やすく、読み進めて詰まるところもなかった。Excelの集計作業でストレスがたまっている人に、こんなことができるんだよと勧めたい。

『Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本』を読み、パワーピボットでデータを作れるようになったのは良いが、得た知識の形を変えることができず、次に進めないでいた中に出逢えた本。

Excelの表は、「PC向け」と「人向け」に分けるべきであり、レイアウトも分けて考えるべきである。

Excelは
元データ→「PC向け」➡テーブル化。
元データ→「人向け」➡GETPIVOTDATE関数で見やすくする。

と考えて作ったほうが良いのではないか、と今までExcelを使いデータを作ってきたが、その基本設計ががらりと変わった本。
良書だ。

Yahoo!ショッピング

データベースを扱えるようになる基礎の本
初心に戻りやり直すにはとても良い本でした。ぶ厚いですが、割とサクサク読めます。実例で復習できるのも良いなと思いました。パワーピボット、パワークエリができると、データベースを扱って各種分析と、企画提案がVBAが出来なくても、とてもやりやすくなると思います。

ピボットテーブルも関数も両方とも使っていて、これはこちらでできて、できないものを他で補うというようにしています。ほぼすでに使っている内容もありますが、少しでも違うよい方法があればと思い、購入しました。 カラーで画像もあって見やすいと思いました。

色々な手法を網羅しているので、目的に応じて柔軟に対応出来る様になります。
やり方ばかり学んでも実際の仕事でどうしたらいいかわからないと意味がないのですが、この本は実践に役立ちました。

すぐに実践できます!!!
全ページフルカラーで見やすく、さらに丁寧な解説ですぐに実践出来ました。普段からピポッドはよく使ってますが表示方法を変更出来ることは知りませんでした。文字や罫線を色を変更することで出来る人になったど勘違いしております。
皆様も一読してみてはいかがでしょうか?

そんなにスキルが高くないので一通り目を通し、復習しながら見直しています。実践あるのみと思いますが要点をかいつまんでいけるのでスキルアップを急いでるという方でなければ持っておいて損のない一冊だと思います。

本屋大賞2022

本屋大賞2022の発掘本に本書をご紹介頂きました。
正文館書店本店様、ご紹介ありがとうございました。

THE21 2022年5月号

THE21 2022年5月号の特集第1部『文系ミドルの強みが活きる「データの使い方」』の中でデータ分析学習にお勧めの書籍としてご紹介頂きました。

その他拙著が紹介された記事

Amazon等で販売しています!

Amazonや各書店で絶賛発売中です!

もし、この本にご興味をお持ちになられましたら、ぜひご購入をお願いします!

なお、表紙以外のイメージも参考までに写真を掲載しておきますね。

さいごに

Excelはそもそもデータ集計/分析に最適化されたアプリケーションです。

そのExcelの性能をきちんと引き出してあげさえすれば、データ集計はもっと速く、データ分析はより質の高い分析結果を導き出せるものです。

実務でExcelをフル活用したい方は、ぜひ本書を手に取ってはいかがでしょうか。

ご参考になれば幸いですm(__)m

森田森田

本書は400ページの大ボリュームな一冊です。

かなり厚めですが、自分の実務に有効そうなテクニックから読んで試しながら読み進めても良いと思います。

ぜひ、本書をあなたの実務の効率化や成果創出へお役立ていただけますと幸いです。

なお、本書をご購入いただいた方は、感想やコメントをいただけると嬉しいです!