Excelのアウトプットの時間を短縮するためによく挙げられるのはショートカットキーの有効活用ですが、マウス操作もばかにできません。
マウス操作も作業の随所で活用することで大幅に作業時間を短縮することが可能になります。
今回はそんなマウス操作の中でもダブルクリックに焦点を絞って、有効な7つのテクニックを解説していきます。
ダブルクリックの使いどころ7選
ひとつひとつは「当たり前」なテクニックかもしれませんが、意外と活用しきれていない操作もあるかもしれません。
ぜひ、自分自身の日頃の作業内容と照らし合わせながらご確認くださいね!
1.セル内編集
任意のセルの上でダブルクリックをすると、セル内の文字データを編集することが可能になります。
文字修正をしたい箇所の上でダブルクリックすると、その場所から編集可能になります。
(上図の例では、「う」と「え」の間でダブルクリックしたため、「う」と「え」の中間にカーソルが表示されています)
2.セル内データ全選択
セル内のデータ編集中にデータをダブルクリックすると、データを全選択状態になります。
コピーや切り取りをしたい場合に有効なテクニックです。
1.との合せ技で活用するケースが多いと思います。
編集データが改行していた場合、下図のように一行分しか選択されませんのでご注意ください。
3.シート名編集
シート名の上でダブルクリックをすると、シート名を編集することが可能になります。
感覚的には1.のテクニックと類似していますね。
4.行列の自動サイズ調整
これはかなり使用頻度が高いテクニックになります。
任意の列・行を範囲選択し、列ならアルファベット、行なら数字の部分のそれぞれ選択範囲内の列・行の境目(カーソルを合わせると太くなります)をダブルクリックをします。
すると、選択範囲内の文字データに合わせた幅に自動調整されます。
全セルを一気に調整したい場合は全選択状態([Ctrl]+A or A1セルの左上をクリック)で上記操作を行いましょう。
5.オートフィルで連続データコピー
このテクニックは意外と知る人は少ない印象です。
連続データをコピーしたい場合、起点となるセルを選択し、フィルハンドル部分をダブルクリックします。
オートフィルの増減は選択範囲の差分がそのまま後続に反映されるため、サンプルでは1から連番をつけたいため、「1」と「2」のを2セルをあらかじめ選択することで無駄な手戻りがないようにしています。
「1」のみ選択だとすべてのセルに「1」が入力されてしまい、オートフィルオプションなどで微調整する必要が生じてしまいます。
無事データが最下行まで連番でコピーされました。
この操作はあらかじめ隣り合わせの列にデータが入っていないと最下行まで連続コピーできません。
その場合は、フィルハンドルをドラッグしたまま任意の場所で離すしかないです。
6.ウィンドウの最大化切り替え
Excelアプリケーション内で任意のブックを最大化したい場合、ウィンドウ上部をダブルクリックします。
すると、ウィンドウが最大化されます。
ウィンドウを最大化前のサイズに戻す場合は×ボタンの左の縮小ボタンをクリックする必要があります。
ちなみにExcelアプリケーション自体が最大化されていない場合も同様です。
同じくウィンドウ上部をダブルクリックします。
ウィンドウが最大化されました。
なお、Excelアプリケーション自体の場合は、ウィンドウ上部のダブルクリックのみでウィンドウ最大化前のサイズに戻すことも可能です。
7.ダイアログボックス内の選択&OK
地味に知っていると便利です。
各種ダイアログボックスで、任意の項目の上でダブルクリックをします。
すると、その項目を選択して「OK」したとみなされて処理されます。
カーソルをわざわざ「OK」に移動させる手間が削減されますね!
まとめ
7つすべてのテクニックを活用しきれている人は案外少ないです。
ぜひ、少しずつ日頃の作業に取り入れてみてくださいね!
作業時間の短縮に少しずつつながっていくはずです。
まさに塵も積もれば何とやらですね。
ちなみに7つすべて活用しきれている方は、他のさまざまなショートカットキーなども駆使してさらなる高みを目指してください!