皆さんはExcel(エクセル)ファイルが突然重くなった経験はありますか?
私は仕事で使っているファイルが急に訳もなく重くなったことが何度もあります。。
実際、格納されているデータ量が少なく見えたとしても、意外と容量が大きくなっていて、実際にファイルを開いても動作が重く、途中で固まってしまうこともしばしば。
そうなると、エクセルの仕様上、ほかに開いていたエクセルファイルも道連れに使用不可になりますので、非常に迷惑です。。
そんな、迷惑極まりないエクセルファイルが重くなる原因についてまとめてみました。
Excelファイルを重くする4つの代表的な原因
- 余計なデータ量が多い
- ゴミデータが蓄積されている
- 写真・画像データがある
- 変更履歴の蓄積されている
大別すると、上記4点がエクセルファイルを重くする原因です。
それでは、順番に掘り下げていきたいと思います。
1.余計なデータ量が多い
これは目に見えるものと見えないものがあります。
目に見えるものは例えば以下のものが考えられます。
- 関数・数式が多い
- 罫線・セル塗りつぶしなどの目に見える書式設定されているセルが多い
- 図形が多い
- テキストデータが多い
- コメントが多い
などなどです。
一方、目に見えないものの例は以下のものが考えられます。
- 入力規則が余分なセルまで設定されている
- ブランクセルのフォント色などの目に見えない書式設定されているセルが多い
- セルにスペースなど目に見えないデータが大量のセルに入力されている
- 非表示になっているワークシートが隠れている
- マクロが大量に記録されている
などなどです。
2.ゴミデータが蓄積されている
こちらは特定のファイルを使いまわしたり、特定のシートやセル、行列をコピペなどを行っていると、目に見えないゴミデータが蓄積されて容量がしらずに増えてしまう場合があります。
特に古いバージョンのExcelですと、図形などのオブジェクトがある行列を削除してしまうとオブジェクト自体は削除されずに目に見えないかたちで残ってしまい、容量圧迫の要因となります。(2007以降のバージョンでは改善されてます)
3.写真・画像データがある
上記のような高解像度の写真や、キャプチャ画像などがファイル内にあると、大きい容量のデータサイズとなりますのでファイルの動作が遅れる原因となります。
4.変更履歴の蓄積されている
複数の担当者が同じエクセルファイルを更新する場合に「ブックの共有」機能を活用すると思いますが、定期的に共有設定を外さないと変更履歴が蓄積されすぎて、動作が遅れる原因となります。
まとめ
上記の内容の代表的な内容を下図の通り、ロジックツリーにまとめてみました。
エクセルファイルが重くなる原因は、先述の通り複数考えられますので、最低限自分自身のケースがいずれの原因に当てはまるかの「あたり」をつけれるようになりましょう。
次回は重くなる原因ごとにファイルを軽くするための改善策について解説していきますね!