Excelでアンケートを自作しようとしたときに便利なフォームコントロール機能。
今回は複数の選択項目からひとつだけ選択してほしい場合に有効なオプションボタンとグループボックスの設置方法について解説していきます。
オプションボタンを設置する方法
- 「開発」タブをクリック
- 「挿入」をクリック
- 「オプションボタン」をクリック
「開発」タブはデフォルト状態ではリボンに表示されません。
表示したい方は下記記事をご参照ください。
VBAをはじめる前の環境準備!リボンの「開発」タブの表示方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
あとはオートシェイプを挿入するときと同じ要領となります。
4. ワークシート内の任意の場所でマウス左クリック押下
⇒任意の大きさになったら左クリックを離す
5. オプションボタンのテキストを任意の内容へ修正
これでオプションボタンが作成できました!
グループボックスを設置する方法
- 「開発」タブをクリック
- 「挿入」をクリック
- 「グループボックス」をクリック
オプションボタンと同様にオートシェイプを挿入するときと同じ要領となります。
4. ワークシート内の任意の場所でマウス左クリック押下
⇒任意の大きさになったら左クリックを離す
5. グループボックスのテキストを任意の内容へ修正
4.はオプションボタンを囲って選択しましょう。(囲わないと同じグループの項目として認識されません)
オプションボタンの選択結果を任意のセルへリンクを設定する方法
オプションボタンを選択した結果を集計する際に便利なのが、セルとリンクさせておくことです。
これを設定しておくと、選択した内容に応じてリンクしたセルへの返り値が変わります。
- オプションボタンにカーソルを合わせてマウス右クリック
- 「コントロールの書式設定」をクリック
「コントロールの書式設定」ダイアログが表示されます。
3. [リンクするセル]のテキストボックス右のボタンをクリック
4. リンクしたいセルをクリック
5. 「コントロールの書式設定」ダイアログの「×」をクリック
6. 「OK」をクリック
ここまででリンク設定は完了です。
グループボックスの1つめのオプションボタンを選択すると、リンクを張ったH3セルに「1」の値が返ります。
グループボックスの1つめのオプションボタンを選択すると、リンクを張ったH3セルに「2」の値が返ります。
今回のサンプルではグループボックス内のオプションボタンが2つだけですが、2つ以上の選択肢を用意することももちろんできます。
ただし、グループボックスできちんと囲ってあげないと、グループとして認識されずにオプションボタンの選択結果が狂うことがあるので気をつけてくださいね。
まとめ
オプションボタンとグループボックスを使いこなしている方はなかなか少ないのでマニアックな機能かもですが、アンケート的なものをExcelで凝ったものを作る際にはおすすめですね。
代替の方法として、入力規則のドロップダウンリストをつくるなどもありますが、オプションボタンはあらかじめ選べる選択肢がすべて一覧化されているために選ぶ人から見て親切です。
ご興味のある方はぜひ学習してみてくださいね(・∀・)