意外と知る人は少ないかもしれませんが、Excelは郵便番号から該当住所へ変換することが可能です。
その機能の正式名称は「郵便番号変換ウィザード」で、Excelアドイン(拡張機能)の一種です。
ただし、Excel2003までは標準の辞書の中に入っていて、それを選択するだけでしたが、2007以降はアドインをインストールした上でその該当アドインを有効化というちょっぴり面倒な設定方法になりました。
今回はそんな「郵便番号変換ウィザード」をインストールそして、アドイン有効化までの設定方法について解説していきます。
【STEP1】「郵便番号変換ウィザード」アドインをMicrosoft公式サイトからダウンロード
下記がMicrosoft公式サイト内の該当ページとなります。
住所から郵便番号、または郵便番号から住所を入力する – Excel – Office.com
上図の「Excel アドイン:郵便番号変換ウィザードのダウンロード」という部分をクリック。
ダウンロードページへ遷移しました。
ここの「downroad」の部分をクリックでダウンロードが開始となります。
ダウンロードしたファイルはzip形式で圧縮されていますので、解凍しておきましょう。
解凍方法がわからない場合は、下記サイトが参考になります。
圧縮ファイルの解凍方法について―【Windows Vista / Windows 7】ご利用の方―
【STEP2】「郵便番号変換ウィザード」アドインをExcel上で有効にする
1. 「ファイル」タブをクリック
2. 「オプション」をクリック
3. 「アドイン」をクリック
4. 「設定」をクリック
5. 「参照」をクリック
6. ダウンロードした『zipcode7.xla』を選択
7. 「OK」をクリック(「ファイルの選択」ウィンドウのもの)
8. (郵便番号変換ウィザードの表示&チェックを確認の上)「OK」をクリック
ここまででアドイン有効の設定は完了となります。
【STEP3】Excel上で郵便番号を住所に変換する
1. 「***-****」の郵便番号(-[ハイフン]含んだ7桁の数字)を入力
2. 変換し、「住所に変換」をクリック
3.表示された住所をクリック
このように漢字などに変換するように変換候補に出てきますので、かなり効率的になります。
この郵便番号変換ウィザードは、「Microsoft Office IME2010」でないと機能しません。
ほかのIMEを設定している場合は郵便番号変換はできないのでご注意ください。
まとめ
けっこう事務作業で住所を入力するケースはあると思いますが、この郵便番号変換ウィザードなら、長ったらしい住所も7桁の数字と-[ハイフン]を入力するだけで、番地前までが自動入力されるのでかなり入力効率が良いです。
知らなかった方はぜひアドインを追加してその効果を実感してくださいね!
なお、ウィザードで変換された内容は情報が古くないかなど、一応入力参照元の情報と付け合せてお使いくださいね。