前回TODAY関数で常に今日の日付をワークシート上で表示する方法について解説しました。
TODAY関数で常に今日の日付をワークシート上で表示する方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
そのTODAY関数を活用して、日次で入力しなければならないワークシートで当日の部分を認識しやすいようにすると、よりわかりやすくて便利です。
今回はIF関数とTODAY関数を組み合わせることで今日の日付を強調するための文字列を返す方法について解説していきます。
IF関数とTODAY関数を組み合わせる方法
今回のサンプルでは、アルバイトの勤務表で日次で出勤・退勤時刻を入力するワークシートにおいて、今日の日付の部分に”☚”という左を指差しているマークをL列に返したいとします。
A列に今月の日付が入力されているため、このA列の各日付が本日と同じ(イコール)かどうかがIF関数の条件式となります。
この”本日”の部分でTODAY関数を使用します。
そして、本日日付であった場合に表示したいのが”☚”、本日以外の場合は””[ブランク]とします。
その場合、日付が入っている最上段のL6セルに下記の数式を入力します。
「=IF(A6=TODAY(),”☚”,””)」
あとは、L6セルの数式を用いてL7~L33セルまでコピー&ペーストしていきます。(オートフィルでも可)
L列に本日の日付の行のみに”☚”が表示されていれば成功です。
もし表示されない場合、A列がシリアル値かどうか、数式内の()[かっこ]や,[カンマ]、””[ダブルクォーテーション]が正しく入力されているかをチェックしましょう。
なお、IF関数の基本的な知識は下記記事を参照ください。
IF関数 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
まとめ
今回のように日次入力するフォーム上に入力箇所を強調表示してあげると、自分以外の方が入力・閲覧する場合にわかりやすくなるのでおすすめです。
なお、IF関数は多種多様な関数と組み合わせることができる万能選手です。
自分自身でも「こういった条件で表示できないかな?」と思いついたものを組み込むと意外と問題なく作動したりするので、試行錯誤しながら活用してみてくださいね。