前回マウス操作におけるダブルクリックの有効なテクニックをご紹介しました。
Excel(エクセル)マウス操作効率化その1【ダブルクリック活用テクニック7選】 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
今回はマウス操作の中でもドラッグ&ドロップに焦点を絞って、有効な5つのテクニックを解説していきます。
ドラッグ&ドロップとは?
まず、ドラッグ&ドロップ自体を簡単におさらいです。
マウスを使った操作法の一つ。マウス操作によってデータやファイルの移動を行うこと。
画面上でマウスポインタがウィンドウの枠やファイルのアイコンなどに重なった状態でマウスのボタンを押し、そのままの状態でマウスを移動(ドラッグ)させ、別の場所でマウスのボタンを離す(ドロップ)こと。
参照元:ドラッグ&ドロップとは 【 drag and drop 】 〔 ドラッグアンドドロップ 〕 – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
ドラッグ&ドロップの使いどころ5選
ちょっと癖があるかもしれませんが、マウス右クリックで操作するよりも手軽かつ高速に処理できるテクニックが満載です。
1.ブックのコピー
コピーしたいブックを選択した上で[Ctrl]キーを押しながらドラッグ&ドロップで簡単にコピーができます。
なお、ブック名はコピー元ブック名に()で”2″以降の連番が振られます。
2.シートのコピー
コピーしたいシートを選択した上で[Ctrl]キーを押しながらドラッグ&ドロップで簡単にコピーができます。
なお、シート名はコピー元シート名に()で”2″以降の連番が振られます。
3.図形のコピー
コピーしたいオートシェイプなどの図形を選択した上で[Ctrl]キーを押しながらドラッグ&ドロップで簡単にコピーができます。
図形の書式やテキストデータもコピーされるので複数の図形を扱う場合、かなり時短になります。
4.図形のセル枠移動
オートシェイプなどの図形を選択した上で[Alt]キーを押しながらドラッグ&ドロップでセルの枠線に沿って移動することができるため、ワークシートの体裁を整えやすくすることが可能になります。
5.セル範囲の移動
移動したいセル範囲を選択した上で範囲の枠線(四隅以外)をドラッグ&ドロップすることで選択範囲そのものを任意の場所へ移動することが可能になります。
ワークシート内の修正などを行なう際に切り取り&ペースト([Ctrl]+X,[Ctrl]+V)を行なうよりもお手軽ですよ!
範囲の四隅をドラッグしてしまうと、オートフィル状態になってしまいますのでご注意ください。
なお、きちんとドラッグできているとステータスバーに「ドラッグしてセルの内容を移動します。シートを切り替えるにはAltキーを押します。」というメッセージが表示されますので目安にしてみてくださいね。
まとめ
3・4のテクニックは先にフローチャートを手早く作成するための記事でも触れています。
爆速でフローチャートを作成するためのExcel(エクセル)テクニック5選 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
実際、キーボード上のショートカットキーよりも少ない手数で希望の処理をできる場合がありますので、マウス関連のテクニックも並行して覚えるとかなりアウトプットの速度が向上しますよ!
ご参考になれば幸いですm(_ _)m