エクセルワークシートを操作する上で知っておくと便利な機能のひとつとして、ステータスバーの中に表示される「選択表示のショートカット」が挙げられます。
今回はその機能の活用方法について解説していきます。
ステータスバーの「表示選択ショートカット」の場所
上図で赤枠で囲っている部分(Excelブックの最下部の右側)にあります。
左から順に次の表示モードとなります。
- 標準
- ページレイアウト
- 改ページプレビュー
ちなみに、デフォルトでは「標準」で表示されています。
ページレイアウト
ステータスバーの「表示選択ショートカット」の真ん中を選択するとこの表示モードに切り替わります。
このモードの特徴としては次の通りです。
- 実際の印刷プレビュー状態で編集ができる(印刷後の表示とニアリー)
- ヘッダーやフッター、余白もワークシート内で編集可能
- 行・列の表示単位がセンチメートルになる
プリントアウト直前のデータ編集の際に使用するなどが効果的な活用場面ですね(・∀・)
改ページプレビュー
ステータスバーの「表示選択ショートカット」の右側を選択するとこの表示モードに切り替わります。
このモードの特徴としては次の通りです。
- 印刷範囲がワークシート内で表示される/編集可能
- 印刷範囲内のページの節目がワークシート内で表示される/編集可能
- その他基本的な操作は「標準」表示モードと同様
複数ページの印刷範囲の微調整を行いたい際に重宝する機能ですね。
ステータスバーのショートカットを活用するメリット
ステータスバーはクイックアクセスツールバーと同様、リボンのタブをいくら切り替えても常に表示されているのがメリットです。
そのため、どんな作業状態からでもワンクリックで切り替えできるので非常に効率的です。
実際、この表示モードの切り替えは下図の通り、リボンの「表示」タブ内に用意されておりますが、毎回「表示」タブをクリックして任意の表示モードボタンをクリックするのは非効率になってしまいます。
ステータスバーのショートカットをON/OFFを切り替える方法
ステータスバーの上で右クリックすると下図のような「ステータスバーのユーザー設定」が表示されます。
その中にある「表示選択ショートカット」のチェックがついていればON、ついていなければOFFとなります。
まとめ
表示モードは基本的に「標準」、そして印刷範囲を微調整が必要な場合は「改ページプレビュー」、その他の印刷前の設定やプレビューを兼ねて編集したい場合は「ページレイアウト」のように使い分けるのがおすすめです。
ちなみに「標準」以外の表示モードは若干Excelの動作が重くなりますので、必要な場面以外では「標準」が無難です。
なお、ステータスバーはクイックアクセスツールバーと同様に地味ですが、知っていると操作にかかる工数を減らすことができるので非常に便利な機能ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。
ちなみにステータスバー関連の過去記事もありますので、こちらもご参照ください。