Excelのワークシートを印刷する場合、印刷範囲となっている表の大きさによっては1枚におさまらない場合があります。
その場合、2ページ目以降はタイトル(見出し)がないために紙資料を確認する人にとって見づらく、不親切なものになってしまいます。
解決策として、Excelの印刷機能に表のタイトルを固定表示する設定があります。
今回はその方法について解説していきます。
Excelワークシートの2ページ目以降もタイトル行(見出し)を表示して印刷する方法
サンプル
今回は縦長の表のため、タイトル(見出し)は「行」になります。
1ページ目はもちろんタイトル(見出し)が表示されています。
しかし、2ページ目はタイトル(見出し)がなく、何を指し示す表なのか判別しにくいです。
設定手順
- 「ページレイアウト」タブをクリック
- “ページ設定”関連機能の右隅をクリック
「ページ設定」ダイアログが表示されます。
3. 「シート」タブをクリック
4. タイトル行の入力ボックス右のボタンをクリック
「ページ設定-タイトル行:」ダイアログが表示されます。
5. タイトル(見出し)となる行を選択(今回は4・5行目)
6. ダイアログの入力ボックス右のボタンをクリック
なお、6.の手順は[Enter]でもOKです。
「ページ設定」ダイアログに戻ります。
7. 「OK」をクリック
ここまでで設定が完了となります。
印刷プレビューを実施
無事2ページ目でも選択した4・5行目がタイトル(見出し)として印刷プレビュー上でも確認することができました。
まとめ
どこの企業でもペーパーレス化の促進が急務ですが、まだ紙文化の職場も多いはず。
今回ご紹介したような印刷機能もまだまだ利用する可能性がある(特に大きな表を取り扱っていて紙文化の職場の方は)ため、覚えておいて損はないでしょう。
この機能を覚えておかないと、無理やり1ページにおさめるか、2ページ目以降になりそうなところに都度タイトル行を挿入するなど、ナンセンスな処理をしなければなりませんからね。
印刷機能もなかなか奥が深いです。