最近職場の同僚が使っている関数が便利すぎてびっくりしました(^^;)
仕事をしていると、2つのデータが一致しているかマッチングを行う機会は意外と多いものですが、その場合私はちまちまIF関数で条件判定を行う式を入力してましたが、EXACT関数なら同じことをよりシンプルな入力内容でOK!
ちょっとしたひと手間が緩和されただけでかなりストレスが減ったのでシェアしたいと思います!
ということで、今回は2つの文字列の一致・不一致を簡単に確認できるEXACT関数の使い方について解説していきます。
IF関数の場合
今まで、上記のようにたとえば異なるファイルやツールから吐き出した住所などの情報に齟齬(そご)がないかIF関数でマッチングしてました。
IF関数の使い方は下記参照。
フローチャートで理解するIF関数の条件分岐 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
ただ、1回こっきりの作業ならそこまで苦はないですが、ある程度量があると若干式が長めに感じられてめんどいです(>_<) なんせ、上記は比較的シンプルなIF関数ですが、それでも引数を2つ設定した上で、返り値も真(TRUE)の場合と偽(FALSE)の場合も入力しないといけませんし、その他イコール[=]を1つ、カンマ[,]を2つ入力しなければならず、意外と入力項目が多いです。 それがEXACT関数ならどうなるか、見ていきましょう。
EXACT関数の場合
EXACT関数は上記のようにマッチングしたい文字列を2つそれぞれ設定が必要です。
その他、その文字列を区切るためにカンマ[,]は1つだけ入力します。
IF関数よりも関数名自体は長いですが、IF関数で必要な返り値の真(TRUE)の場合と偽(FALSE)の場合の設定が不要なだけでかなり入力工数は減ります!
これはかなり便利です!
ちなみにEXACT関数の返り値は2つの文字列が一致していれば「TRUE」、不一致であれば「FALSE」となります。
EXACT関数の基本構成
EXACT(文字列1,文字列2)
文字列1
マッチングしたい文字列の1つ目を指定します。
単一セル(A1セルなど)のみが指定可能です。
文字列2
マッチングしたい文字列の2つ目を指定します。
単一セル(A1セルなど)のみが指定可能です。
文字列1とは違う文字列を指定しましょう。
まとめ
上記のように2つの文字列をマッチングする際にはEXACT関数は最適です!
ただ、使いどころが限定された関数であるため、以下の場合はIF関数で詳細な設定をした方が良いです。
- 返り値を「TRUE」「FALSE」以外にしたい。
- マッチングしたい文字列が3つ以上ある。
- イコール[=]以外の論理式で2つの文字列をマッチングしたい。
状況に合わせてIF関数とEXACT関数を使い分けるとより効率的ですね(*^^*)