セルのサイズに関わらず都度更新される任意の表を「リンクされた図」で貼り付けする方法

先日「図」を貼り付けする方法と「リンク貼り付け」の方法をご紹介しました。

セルのサイズに関わらず任意の表を「図」で貼り付けする方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~

「リンク貼り付け」でコピー元のセルの値を簡単に参照する方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~

この2つの貼り付け方法を組み合わせた「リンクされた図」という貼り付け方法もあります。

今回はセルのサイズに関わらず都度更新される任意の表を「リンクされた図」で貼り付けする方法について解説していきます。

Excelステップ講座

サンプル

たとえば、今回は4月~3月という月単位の表が入力されているシートに四半期の表も追加したいとします。

その際、四半期の表は月単位の表よりもセル幅が広いため、四半期の表を「リンクされた図」として月単位の表のシートへ貼り付けを行います。

操作方法

リンクされた図①

1. 任意の表を作成
2. 1.をコピー

1.はまったく関係ない場所(別シートなど)に作成すると良いです。


リンクされた図②

3. 貼り付け先のセルを選択
4. 「ホーム」タブをクリック
5. 「貼り付け」をクリック
6. 「リンクされた図」をクリック

3.の手順では開始位置のセルのみを選択でもOKです。


リンクされた図③

無事1.の表を図として貼り付けすることができました!

あとは必要に応じて貼り付けた図の書式設定を行いましょう。

「リンクされた図」の機能

「リンクされた図」として貼り付けした図は、コピー元の値を変更すると貼り付け先の図の値も自動で変更点が反映されます。

リンクされた図④

サンプルとして、上図の1QのA支店の値を「7792」から「8000」に変更します。


リンクされた図⑤

貼り付け先の図の1QのA支店の値も「8000」に変更されました!

まとめ

今回のテクニックはより柔軟な表の作成を可能としますし、コピー元と貼り付け先の値をリンクさせることができるため、メンテナンスの手間も最小限にすることができます。

ただ、注意点として、以下のようなことをしてしまうと対象のブックが重くなる可能性があります。

  • 複数「リンクされた図」を組み込む
  • 「リンクされた図」のコピー元の表と貼り付け先が別ブック

便利な機能なのは間違いありませんが必要最小限にしておいた方が良いので、使いどころは工夫しましょう!

ご参考になれば幸いです(*^^*)