前回セルの書式設定のユーザー定義のメリットについて触れました。
Exceのセル書式設定「表示形式」のユーザー定義の3つのメリット | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
今回は、そんなユーザー定義の中でも【数値】に関してのおすすめをご紹介していきます。
0関係
数字の「0」がかなり使い勝手が良いので、複数パターンを知っておくと幅が広がりますよ!
0″単位”
数字のデータに任意の単位をつけることができます。
下図では”人”という単位をつけてます。
このセル内の数値はSUMなどの関数で集計できるので、見栄え・実用性の両立が可能になります。
ちなみに0の前後はどんな文字列でも””[ダブルクォーテーション]でくくれば表記できます。
上図のような長い文字列にも問題なく対応できますよ!
0.0
小数点以下の表記を揃える場合に役立ちます。
下図の例では、小数点第一位まで表記するように設定していますが、小数点以下の0の下図で第何位まで表示するか選択可能です。
0000
小数点のみならず、整数も好きな桁に揃えて表記するように設定できます。
何かのコードとして使いたい場合に応用できそうですね。
@”単位”
0との違いは文字列でも任意の単位を追加して表記できることです。
下図では、セルには”○”という文字列を入力しても、ユーザー定義で設定した”円”が追加で表記されるようになります。
うまく活用すれば、入力工数を減らす一助になる可能性がありますね。
ちなみにこのユーザー定義を設定している場合、仮にセル内に数値データを入力していたとしてもSUMなどの関数で集計は不可能になります。(文字列扱いとなってしまう)
#,”千円”
収支などの経理関係業務を行う方は活躍の機会が多いユーザー定義ですね。
私も仕事上PL(損益計算書)の元データを作成する際に活用しています。
下図の通り、セル内の数値データを千円単位で表記してくれるようになります。
まとめ
こうしてまとめてみると、ユーザー定義は意外と日常的に使っているな~と認識させられました。
次回以降は時刻や日付などのおすすめのユーザー定義についてご紹介していきますね。