今回はセルの書式設定のひとつで地味に他機能な「表示形式」のユーザー定義にスポットを当ててみます。
「表示形式」のユーザー定義はどのように設定するのか?
- 任意のセルの上でマウス右クリック
- 「セルの書式設定」をクリック
- 「ユーザー定義」クリック
- [種類]のボックスに希望の表示形式を入力orリスト内から選択
- 「OK」をクリック
1・2の箇所は[Ctrl]+1のショートカットキーでも代用可能です。
「表示形式」のユーザー定義を活用するメリット
メリットは次の3点です。
- 文字列に見えるようにしておきつつ、データとして取り扱える
- 視覚的に見やすい(データ上もプリントアウトどちらも)
- 条件付書式のようにフォントカラーを条件に応じて変えることができる
文字列に見えるようにしておきつつ、データとして取り扱える
見た目は文字列になりますが、実質はデータ(数値)になりますので関数を組むなどで集計することが可能になります。
うまく活用すると、パッと見は文章の一部なのに、実は関数の戻り値だったりなど、各種データを有効に扱うことができます。
入力工数を少なくできる
たとえば、新しく入力するものでも、何かしら数字を入れるだけで補足文章をつけることもできます。
修正の場合はさらに楽チンで、通常は①ダブルクリックやF2などでセル内の編集モードにする、②該当の数字を変更する(部分部分でカーソルを移動も必要)、といった2ステップが、そのセルで直したい数字を入力するだけでOKになります。(カーソル移動も不要)
条件付書式のようにフォントカラーを条件に応じて変えることができる
たとえば、マイナス表記の時に赤字にするなども表示形式の設定で対応することも可能です。
2003のときは、条件付書式の設定が3種類までと制限があったので、こちらの機能を代用するなどの工夫もしましたね。懐かしいものです。
まとめ
詳しい「表示形式」のおすすめのユーザー定義は次回以降の記事でご紹介していきますね!
余談ですが、何気にこの表示形式を使いこなしている人を見ると、エクセル玄人のように感じて一目置いてしまいます。