先日REPT関数で特定の文字列を指定した回数分繰り返し表示する方法について解説しました。
REPT関数で特定の文字列を指定した回数分繰り返し表示する方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
今回はREPT関数の応用例としてREPT関数とCOUNTIF関数を組み合わせて文字列で簡易グラフを作成する方法について解説していきます。
使用例
今回はタスクの進捗状況を●と○の文字列の利用してグラフのようなもので可視化したいとします。
具体的にはF3:F6に該当の手順を完了したら、G列に完了なら●、未完了なら○のフラグを立て、トータルの進捗状況をI3セルに表示していきます。
I3セルのイメージとしては、●のG列中の個数分繰り返し表示するためのREPT関数と、○のG列中の個数分繰り返し表示するためのREPT関数の2つを&[アンパサンド]で結合します。
各REPT関数の●/○の個数はCOUNTIF関数を活用すればG列の入力値が変わってもに自動的にひろうことができます。
COUNTIF関数の基本的な部分は下記記事をご参照ください。
COUNTIF関数で覚えておくと捗る検索テクニック | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
では実際に記述していきます。
まずは、1つめのREPT関数の[文字列]部分は”●”を指定します。文字列なので”[ダブルクォーテーション]で囲うことを忘れずに行いましょう。
[繰り返し回数]の箇所はCOUNTIF関数を代入します。
COUNTIF関数の[範囲]は進捗を入力するG3:G6を指定し、[検索条件]はREPT関数の[文字列]と同様に”●”を指定します。
()[かっこ]に気をつけ、1つめのREPT関数とCOUNTIF関数の記述が完了したら&[アンパサンド]を入力し、2つめのREPT関数に移ります。
2つめのREPT関数とCOUNTIF関数は”●”の部分を”○”に変えるだけです。(好みによっては1つめの数式をコピペしたあとで●のところを修正しても可)
2つめのREPT関数の[文字列]部分は”○”を指定します。
[繰り返し回数]の箇所のCOUNTIF関数の[範囲]はG3:G6を指定し、[検索条件]はREPT関数の[文字列]と同様に”○”を指定します。
これで完了です!
G列の入力状況によって、I3セルに進捗状況が文字列のグラフのように表示させることができました。
まとめ
文字列でも発想次第ではスパークラインやデータバーのような使い方ができるということは興味深いですね。
ちなみに今回の発想は「なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?」という書籍のコラム部分に記載があったのを見て「面白いな~」と思ったのでご紹介してみました。
なんでも、自身の仕事の残り具合を格闘ゲームの体力ゲージのように可視化したかったそうな(・∀・)
柔軟な発想はやっぱり大事ですね。