先日新しいOfficeについての解説をしました。
「新しいOffice」のひとつ!サブスクリプション型のOffice「Microsoft Office 365 Solo」 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
「新しいOffice」のひとつ!プレインストール型のOffice「Office Premium」 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
これで、既存のOfficeを加えると個人ユーザーには大別して4つのOfficeの選択肢ができたことになり、自分に最適なOfficeの選択方法がわからない方も出てきている可能性があります。
ここで、少しでもそんなお悩みの方向けに選択の参考になるような基準を考えてみたのでご紹介していきたいと思います。
個人ユーザーのOfficeの4つの選択肢
ここでは大別して次の4通りで考えます。
(以降はそれぞれ個々の通し番号にて表します。)
- Office 365 solo
- Office Premium
- Office既存パッケージ
- Office Online
1と2は新しいOfficeを指します。
3の既存パッケージとは、当記事上では「Personal」や「Home & Business」などの総称を指しています。(詳細は下図参照)
参照元:
Office ではじまる、自由な毎日。 – Microsoft Office
4はブラウザ上で無料で使用できるOfficeのサービスです。
→https://office.com/start/default.aspx?WT%2Emc_id=Office_Products_site
最適なOffice製品を選択するための9つの基準
ここでは9つの選択基準を考えてみましたので順番に解説していきます。
パソコン買い替え
パソコンを買い替えるか否かです。
もし、買い替えをするなら、2がもっともお得です。
まあ、一部PC代金に含まれることになっているとは思いますが、それでもOfficeなしのPC単体とそれほど変わらない値段で買えるのはでかいです。
他は買い替えするしない関係ないですが、逆にOfficeなしのPCを購入してインストールして少しでも初期費用を安く済ませるのは賢い選択だと思います。
パソコン複数台利用
Officeを複数台利用したいか否かです。
1台しか使わないのであれば2が望ましいです。
2台ならば1か3となります。
4はオンライン環境であれば何台だろうと関係ないです。(おすすめしませんが、ネットカフェでも使用できます)
ネット接続
Officeの利用がネット接続が必須なのか否かです。
4はブラウザ上で使用することを想定してるため、当然ネット接続が必須となります。
それ以外はオフラインでも使用可能です。
ネット接続して使用しないのであれば1~3となります。
使用アプリ
Office製品のアプリケーションのどこまでを使用したいかです。
Officeの全製品を使用したいのであれば1です。
2と3はパッケージ化されている内容に応じて使用できるアプリケーションが異なります。
もちろん、より多くのアプリケーションが使用できる方が値段も高く設定されています。
Office製品ラインナップ(再掲)
4は無料ですが、Word、OneNote、Excel、PowerPoint、Outlookなどの簡易版を使用することが可能です。
使用期限
Officeを使用するにあたっての期限があるか否かです。
1は1年更新です。利用希望者は更新料金の支払が必要になります。
2と3は永続利用が可能になります。
4も永続利用が可能だと思いますが、無料かつオンライン使用のため、Microsoft社の意向次第ではゆくゆく使用できなくなる可能性はあります。
最新バージョン利用
Officeの最新バージョンが利用できるか否かです。
1と2は利用可能です。
3は購入したバージョンのままです。(2013を購入したならずっと2013のまま)
4はオンライン向けの簡易バージョンです。
現在は2013のUIに似ているので、Officeのバージョンアップがなされた場合にこちらも若干進化する可能性はあると思いますが、その辺は未定なので経過をみていくしかないでしょう。
VBA使用
VBAを使用するか否かです。
使用するなら1~3です。
4は簡易バージョンのため、VBAは使用不可です。
費用
Officeを使用する上での費用についてです。
無料が希望なら2か4です。(2はPC本体代金に内包されている可能性あり)
一括払いなら3です。(クレジットカードで分割払いとかはできますが)
月払い(12分割)か1年払いなら1となります。
新しいOffice特典
新しいOfficeの特典であるマルチデバイス・OneDrive1TB・Skype60分無料などの特典を希望するか否かです。
希望するなら1か2、希望しないなら3か4となります。
まとめ
上記選択基準をまとめると、以下の表のとおりとなります。
個々人で優先したい選択基準がわかれると思いますので、「どーしてもここが譲れない!」という項目から1~4の製品を選ぶと失敗しない確率が上がると思います。
私であれば、
- Accessを使いたい!
- 新しいPCを購入して2台で使用するつもり
- 新しいOfficeの特典が魅力的すぎる。。
などの希望があるため、1の「Office 365 solo」が最適だといえます。
悩んでいる方の参考になれば幸いです(*^^*)
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