Excelで新しいブックを作成するときのデフォルト設定では、標準フォントは「MSPゴシック」、フォントサイズは「11」、既定のビューは「標準ビュー」、ブックのシート数は「3」です。
上記の要素を必ず都度変更している方はあらかじめ新しいブックを作成時の設定を変更しておくと効率的です。
今回はExcel2010で新しいブックの作成時の標準フォント・フォントサイズ・ビュー設定・シート数を変更する方法を解説していきます。
設定方法
1. 「ファイル」タブをクリック
2. 「オプション」をクリック
「Excelのオプション」ダイアログが表示されます。
3. [新しいブックの作成時]のそれぞれの項目を任意の設定へ変更
4. 「OK」をクリック
今回はサンプルとして下図の内容へ変更しました。
- 使用するフォント:メイリオ
- フォントサイズ:10
- 新しいシートの既定のビュー:標準ビュー(変更なし)
- ブックのシート数:1
ポップアップメッセージが表示されます。
5. 「OK」をクリック
6. 開いているすべてのブックを閉じる
【参考】メッセージ内容
標準フォントの設定が変更されました。設定を有効にするには Microsoft Excel を再起動する必要があります。
スタートメニューからExcelを再起動させます。
7. Excelを再起動
デスクトップ上などから新規ブックを作成しても設定が変わっていないケースがあるので、スタートメニューから再起動させましょう。
新しいブックでは3.の手順で設定した通り、標準フォントは「メイリオ」、フォントサイズは「10」、シート数は「1」に変更されてました。
3.の手順で設定したフォントは各セルのフォントだけでなく、名前ボックス、数式バー、行・列にもそのまま適用されます。
まとめ
自分なりのこだわりや社内のブック作成時のルールが厳密に決定してある場合は今回のテクニックは効果的ではないでしょうか?
ただ、問題点としては、フォント変更時に各セルだけでなく数式バーなどのフォントもいっしょに変わってしまうため、フォントによっては読みにくくなる可能性が出てきてしまいます。
もし、このような事態を避けたい場合は、Excelオプションの設定で変更せず、あらかじめ自分が必要とする設定へ変更できるマクロを構築しておく方が良いですね。