Excelで誤差や精度を知りたい場合、絶対値を求めるとわかりやすいです。
つまり、四則演算(主に減算・除算)の結果で正負の記号を取り除くということです。
私はいままで四則演算やIF関数を組み合わせて「マイナスの値になったらプラスの値にして・・・」などをややこしく計算していました。
しかし、Excelにはもっと簡単にこのような絶対値を求めるための関数としてABS関数の存在を知ってだいぶ楽になりました。
今回はABS関数で絶対値を求める方法について解説していきます。
ABS関数の基本構成
ABS(数値)
数値
絶対値を求めたい数値を指定します。
直接数式内に数値を入れてもよいですが、四則演算や他のセル参照をするなどが効果的かつ一般的です。
使用例
今回は、東京の最高気温について、予報の誤差を知りたいとします。(数値はもちろんサンプルです)
C列には「予報」の気温が、D列には「実績」の気温がありますので、「実績」-「予報」で差異を出し、その計算結果の正負の記号を外せばいいわけです。
よって、ABS関数の()[かっこ]内に「D●-C●」を入力するだけでOKです。
もっと簡単にするならば、E列に純粋にD列-C列を求めていますので、E列のセルをABS関数内の「数値」として指定してあげてもOKです。
お好みでお使いください。
【参考】絶対値とは?
数学において、絶対値(ぜったいち、英語: absolute value)は数の「大きさ」の概念を与える規準の一つである。その数が 0 からどれだけ離れているかを知ることができる。
参照元:絶対値 – Wikipedia
まとめ
頭を使ってひねり出したり、手を動かしていた部分が関数一発で求められると知ったときは複雑ですけどやっぱりExcelの奥深さを実感しますね(>_<) 少しずつ知識を積み重ねることでいろいろな作業が楽になって、本来頭を使うべき部分にリソースを集中できることはいいことだと思います。