CORREL関数で2つのデータの相関性の強弱を確認する方法

CORREL関数で2つのデータの相関性の強弱を確認する方法

前回Excel2010の「分析ツール」アドインで2つのデータの相関性の強弱を確認する方法を備忘録代わりに記事にまとめました。

Excel2010の「分析ツール」アドインで2つのデータの相関性の強弱を確認する方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~

実はこの2つのデータの相関性を調べる方法は「分析ツール」アドイン以外にもあります。

それがCORREL関数です。

今回はCORREL関数で2つのデータの相関性の強弱を確認する方法について解説していきます。

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CORREL関数の基本構成

CORREL(配列1,配列2)

配列1

相関性を調べたいデータの1種類目を指定します。

配列2

相関性を調べたいデータの2種類目を指定します。

使用例

CORREL関数①

今回も前回の「分析ツール」アドインの時と同様に、当サイトの各記事の執筆にかかった所要時間と2014年4月度の記事別ページビューの2種類のデータの相関係数を調べるとします。

CORREL関数の使用方法はシンプルです。

まず、CORREL関数内の[配列1]へ「所要時間」となるF2:F176を選択、[配列2]へ「ページビュー数」となるG2:G176を選択します。

すると、相関係数が返ります。

今回はCORREL関数を入力したF403セルへ「0.3916…」という結果が返っています。

ちなみに前回記事と同じ表ですが、相関係数の強さとしては、0.3~0.5未満の「非常に弱い相関」に該当することがわかります。

分析ツール「相関」④

まとめ

慣れてしまうと、「分析ツール」アドインで調べるよりもセルへ直接入力できるCORREL関数の方が手早く相関関係を調べることができますね。

しかし、機械的にこの関数で調べて終わり、ではなく散布図などで視覚的に例外となるようなデータが入ってしまっているなどの問題がないかどうか、確認することが重要です。

というわけで次回は散布図の作成方法について解説していきますね。