Excelで表を長い期間使っていると、同じデータが複数入ってしまうケースが発生します。
そんな場合、重複したデータを整理したい、と思った方は少なくはないでしょう。
私もフィルター機能などで洗い出して削除する、といったことをやっていますがExcelにはもっと簡単な機能があります。
オートフィルタを活用した効率テクニック5選 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
リボンの「データ」タブ内にある「重複の削除」機能です。
今回はこの機能を用いて表の中の重複データ(レコード)を削除する方法について解説していきます。
操作手順
今回は社員情報がまとまった表の中で重複したデータが入っているとします。(下図の3行目・7行目)
1. 表の中のセルを選択
2. 「データ」タブをクリック
3. 「重複の削除」をクリック
「重複の削除」ダイアログが表示されます。
4. 任意の列を選択(チェック)
5. 「OK」をクリック
1.の手順は表のすべてのセルのいずれかひとつを選択すればOKです。(「重複の削除」をクリック後に表の全範囲が自動選択されます)
4.の手順で完全に重複データを削除する場合はすべての列にチェックしましょう。
逆に特定の列だけ重複しているデータも整理したい場合は該当の列だけにチェックをいれます。
無事重複するデータは削除されました!
ちなみに削除された行の下の行は上に詰められます。(一般的な削除といっしょ)
まとめ
この方法は簡単ですが、実際にどのデータを削除したか、データの数が多ければ多いほどわからなくなります。
なので、整理したい表の重要度が高い場合は、以下の対応のいずれかを行なうことをおすすめします。
- 対象ファイルのバックアップをとっておく
- 「重複の削除」で表の全列が重複しているデータ(完全重複)に絞って削除する
- オートフィルタで各列で絞込みながら適宜削除する
日経PC21の2014年10月号の「エクセルのウンチク」というコーナーで重複の削除について解説されておりますので、ご興味のある方はそちらもご確認ください(・∀・)