前回、オートフィルタの設定方法と基本的な絞込みテクニックについて解説しました。
Excelデータを取り扱う上での初歩!オートフィルタの設定方法と基本テクニック | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
オートフィルタはまだまだ便利な機能があります。
その代表例として、データの「色」や「数値」を基準にフィルターをかけることも可能です。
今回は、色や数値を基準にフィルターで絞込む方法について解説していきます。
「色フィルター」の設定方法
大元の表は前回記事でもサンプルとして使用したものと同様です。
Excelデータを取り扱う上での初歩!オートフィルタの設定方法と基本テクニック | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
- プルダウンをクリック
- 「色フィルター」をクリック
- 任意の色を選択
- 「OK」をクリック
「色フィルター」は対象の列に色付きのセルがない場合は非活性となります。
なお、「色フィルター」はExcel2007以降から登場した比較的新しい機能です。
無事赤色のセルのみに絞り込むことができました!
「数値フィルター」の設定方法
- プルダウンをクリック
- 「数値フィルター」をクリック
- 任意の条件を選択
この後は例として2パターンをそれぞれご紹介していきます。
「数値フィルター」は対象の列が数値のみの場合に表示されます。
なお、数値以外の値の場合は「テキストフィルター」が表示されます。
例①「指定の値以上」
「オートフィルタオプション」ウィンドウには条件となる数値は手入力、「以上」や「未満」などの条件は選択し、「OK」をクリックします。
2つの条件を組み合わせることも可能です。
今回は「1000以上」を条件として絞込みを行います。
無事1000以上の数値で絞込みを行なうことができました!
例②「トップテン」
トップテンも設定することが可能です。
「トップテン オートフィルタ」ウィンドウで数値の「上位」or「下位」の何位(何%)で絞込みたいかを設定し「OK」をクリックします。
今回は上位5項目をセットしておきます。
無事上位5項目が表示されました!
まとめ
フィルターのかけ方のレパートリーを知っていると地味に作業効率が上がります。
ちなみに、このフィルターのかけ方をある程度使いこなせるようになると、IF関数の論理式と通ずる部分があるため、IF関数の習得も早くなりますよ!
次回以降は、フィルターをかけた状態で有効なセル操作についてまとめて行く予定です。