
Excelにおいて、関数とは通常ワークシート関数をさします。
しかし、VBAにも数多くの関数が存在し、中にはワークシート関数にない機能を有しているものもあります。
今回はVBA関数の中でも初心者向け、かつVBA関数ならではの動作が可能なMsgBox関数について解説していきます。
MsgBox関数の基本構文
MsgBox “メッセージ文”
メッセージ文
メッセージボックス中に表示したい文章を指定(入力)します。
使用例①
シンプルな使い方として、「おはようございます」という文言をメッセージボックスに表示したいとします。
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Sub メッセージボックス①() MsgBox "おはようございます" End Sub |
2行目のMsgBox後の”[ダブルクォーテーション]内に「おはようございます」という文言を入力します。
マクロの動作イメージ①
MsgBox関数で指定した通りにメッセージボックスでも「おはようございます」と表示されます。
使用例②
応用的な使い方として、ワークシートのセル参照をした内容をメッセージボックスに反映したいとします。
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Sub メッセージボックス②() MsgBox Range("B3") & "君の点数は" & Range("C3") & "点でした。" End Sub |
2行目のMsgBox後、セル参照する部分はRangeプロパティでセルを指定、文字列の部分は”[ダブルクォーテーション]で囲い、それぞれ&[アンパサンド]でつなげます。
マクロの動作イメージ②
メッセージボックスにはB3セルとC3セルの値を引用した「A君の点数は100点でした。」というメッセージが表示されました。
もちろん、B3セルとC3セルの内容を変更した上でマクロを実行すればメッセージ内容も変更されます。
まとめ
VBAを学ぶ際、書籍でもMsgBox関数は最初に説明される場合が多いです。
個人的にもVBAを学んだ際に最初に感動する結果が得られた機能はこのMsgBox関数です。
マクロ実行中の各種確認ポイントで使用する機会も多いですし、メッセージボックスの種類も実は細かく指定することが可能です。
メッセージボックスの細かく指定する方法は今後別記事でご紹介する予定です。