5冊目のExcel本を2026年7月24日(金)に出版します!
タイトルは「Excelでやるデータの処理・活用を究める本」です(出版社はソシムさん)。
この記事では、本書を出版した背景や本書の特長、これまでの著書との違いについて紹介します。
本書を出版した背景
私が、Excelの各種機能を実務プロセスに沿って体系的に解説した「ピボットテーブルも関数もぜんぶ使う! Excelでできるデータの集計・分析を極めるための本」を出版してから、約6年が経過しました。
この間にExcelは大きく進化し、スピルをはじめとする新しい関数が追加されたほか、パワークエリやパワーピボット等も、以前より身近な選択肢になっています。
さらに、近年は生成AIが急速に普及し、数式やマクロ(VBA)の作成を支援してもらう等、Excel業務の進め方そのものも変わり始めました。
一方、実務では新たな選択肢(機能)が増えた分、どんなケースにどの機能を使えば良いか判断できない、あるいは「すべて生成AIに聴けば良い」と誤解されているケースも少なくありません。
そこで、現在のExcel環境と生成AIの普及を踏まえ、Excelで行うデータ処理・活用のノウハウを、改めて体系的にまとめ直したいと考えました。
過去の著書で大切にしてきた「どんな場合に・どの機能を・どう使い分けるか」という考え方を引き継ぎながら、対象を関数(スピル含む)、ピボットテーブル、パワークエリ、パワーピボット、マクロ(VBA)まで広げました。
さらに、生成AIとの役割分担も含めて整理し、「生成AI時代におけるExcel業務の最適解を提示する一冊」を目指したのが本書です。
本書の特長
本書の特長は、次の3点です。

【特長①】実務プロセスに沿って頻出課題を解決
一般的なExcel本は、関数やピボットテーブル等の「機能軸」で解説されており、読者によっては、せっかく学んだことを自身の実務に活用できないケースがあります。
一方、本書では、Excelで行うデータ活用をテーマとした「プロセス軸」で解説し、学んだ内容を自身の実務へ活用しやすい構成にしました。
具体的には、データ活用を「収集→整形→集計→分析→共有」の5つの実務プロセスに分解し、各プロセスの実務上の頻出課題を解決するためのExcelノウハウを解説しています。
目の前の作業だけでなく、前後の工程まで見据えたデータ処理・活用の考え方を体系的に学べる構成です。
【特長②】ケース別に最適なExcel機能の使い分け方を整理
Excelは進化を続け、パワークエリやパワーピボット、スピル等の新しい機能が追加されたことで、同じ課題を解決するためのアプローチも増えています。
しかし、どの機能や方法を選んでも良いわけではありません。
扱うデータの種類やレイアウト、データ量、関係者のExcelスキル、利用するExcelのバージョン等の状況によって最適解は変わります。
本書では、各機能の操作方法だけでなく、どんな場合に・どの機能を・どのように使い分けるかまで踏み込んで解説しています。
使い分けの対象も、関数(スピルを含む)、ピボットテーブル、パワークエリ、パワーピボットに加え、高度な自動化を担うマクロ(VBA)まで広げました。
【特長③】Excelとの役割分担を踏まえた生成AI活用
生成AIは、情報収集やテキスト・図解・スライド等のドラフト作成、チェック等、Excelに限らず幅広い業務に活用できます。
しかし、Excel業務においては、生成AIに任せ過ぎると、逆に非効率となってしまうケースもあるものです。
本書では、Excelと生成AIそれぞれの得意領域を踏まえた役割分担を定義し、最低限押さえるべきExcelの前提知識や、パワークエリやパワーピボット、マクロ(VBA)等の高度な機能の活用ハードルを下げるプロンプトを解説しています。
ぜひ生成AIを活用し、Excel業務の効率化・高度化を図ってください。
これまでの著書との違い
本書と「ピボットテーブルも関数もぜんぶ使う! Excelでできるデータの集計・分析を極めるための本」は、いずれも「収集→整形→集計→分析→共有」の実務プロセスに沿って解説しています。
一方、主に扱うExcel機能と生成AIの活用有無には、次の違いがあります。
| 比較項目 | Excelでできるデータの集計・分析を極めるための本 | Excelでやるデータの処理・活用を究める本 |
|---|---|---|
| 主に扱うExcel機能 | 関数、ピボットテーブル、パワークエリ、パワーピボット、分析ツール等 | 左記に加え、スピルやマクロ(VBA)まで拡大 分析ツールは対象外 |
| 生成AIの活用 | – | ○ |