
先日LEN関数で指定したセルの文字数をカウントする方法について解説しました。
LEN関数で指定したセルの文字数をカウントする方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
LEN関数の類似機能として、「データの入力規則」でも「文字列の長さ」で入力制限をかけることも可能です。
入力規則の基本テクニック「リスト」設定方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
今回は入力規則「文字列の長さ」で指定の文字数の範囲外の場合にエラーメッセージを表示させる方法について解説していきます。
「文字列の長さ」の設定方法
今回のサンプルは前回の記事と同様7桁の口座番号を入力することを指定されているとします。
IF関数とLEN関数を組み合わせて指定の文字数の範囲外の場合にエラーメッセージを表示させる方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~
では、具体的な手順の説明に入ります。
- 入力規則を設定したいセルを選択
- 「データ」タブをクリック
- 「データの入力規則」をクリック
- 「データの入力規則」をクリック
「データの入力規則」ダイアログが表示されます。
5. [入力の値の種類]を「文字列(長さ指定)」を選択
6. [データ]を任意の設定方法を選択
7. [長さ]などの入力ボックスに指定の値を入力
8. 「OK」をクリック
6.の手順で選択した内容に応じて入力ボックスの名称は変わります。
例)[データ]を「次の値の間」を選択すると、入力ボックスが2つになります。
ちなみに指定した文字数と相違がある場合は、上図のようなエラーメッセージが表示されます。
入力時メッセージの設定方法
「データの入力規則」なら該当のセルを選択した際にメッセージを表示させることも設定可能です。
- 「入力時メッセージ」タブをクリック
- 任意のタイトル・メッセージを入力
- 「OK」をクリック
設定したセルを選択すると、上図のようなメッセージが表示されます。
入力補助機能として便利ですね!
エラーメッセージの設定方法
デフォルトでも設定した入力規則に相違している場合、エラーメッセージが表示されますが、任意のメッセージを表示させることも可能です。
- 「エラーメッセージ」タブをクリック
- 任意のスタイルを選択
- 任意のタイトル・メッセージを入力
- 「OK」をクリック
2.の手順はエラーメッセージ上のロゴのようなものです。(上図では赤い丸内の白×マークもスタイルのひとつです。)
上図のようにより具体的に入力者に伝えたいメッセージを設定することが可能になります。
日本語入力の設定方法
今回のサンプルでは口座番号という数字のみの文字列になります。
こういう場合、入力補助として日本語入力をオフに設定しておくと、日本語入力のON/OFFの切り替えや文字変換を行なう手間を軽減することができて便利です。
- 「日本語入力」タブをクリック
- [日本語入力]を「オフ(英語モード)」を選択
- 「OK」をクリック
まとめ
「データの入力規則」の機能は、意外と細かい設定を簡単に行なうことができ、非常に便利です。
特にチームで扱うファイルなど、ファイル作成者の意図を別担当者に伝える上では入力時メッセージやエラーメッセージは効果的です。
組織で動く方はぜひ覚えていただくと各種業務が捗りますのでおすすめですよ!