【関数】現在日付を自動で取得できる「TODAY」の使い方
AさんAさん

Excelで今日の日付に更新する際、いちいち手入力で直すのがめんどくさいです。。
忘れそうになるので、自動化できれば良いですけど、何か良い方法ありますかね?

森田森田

その場合は、関数のTODAYを活用すると良いですよ!
では、TODAYの使い方について解説していきますね。

はじめに

この記事は関数の概要の使い方を把握していることが前提です。

参考記事

関数の概要については以下の記事をご参照ください。

現時点の「日付」を自動で取得したい場合は「TODAY」が有効

実務では、ワークシート上に現時点の日付が必要なケースがあります。

たとえば、年齢や加入年数等を計算する際、その基準を「現在日付」にするといったイメージです。

こんな場合、関数のTODAYを使うと良いです。
TODAYは「トゥデイ」と読む。

TODAYを使うことで、現在の日付(シリアル値)を自動で取得できます。

ちなみに、シリアル値とは、190011日を起点に何日目かをカウントした数値のことです(「45129」なら、190011日から45129日目)。

参考記事

現在の日付に加え、時刻まで取得したい場合は「NOW」を使用してください(詳細は以下の記事を参照)。

TODAYの構文

TODAYの構文は以下の通りです。

=TODAY()
現在の日付を表すシリアル値(Excelで日付や時刻の計算で使用されるコード)を返します。

この関数は引数必要なし。
TODAYの戻り値はExcelブックを開いているPCの日付設定に準ずる。
TODAYの戻り値が更新されない場合、再計算(ブックの開き直し、「F9」キー押下等)させること。

【参考】TODAYは「日付/時刻関数」

あくまで参考情報となりますが、TODAYはリボン「数式」タブの関数ライブラリの「日付/時刻」に分類されています。

実際にTODAYを活用する際は、以下で解説しているように直接入力で挿入していきましょう。

TODAYの使用結果イメージ

TODAYを使い、現在日付を取得するイメージは以下の通りです。

今回はF2セルへ現在日付を返しました。

TODAYをセットしたセルの表示形式を「日付」にしないとシリアル値(45129等)で表示される。

TODAYの数式の挿入手順

上記の結果を得るための手順は以下の通りです。

  1. 関数を挿入するセルを選択
    ※今回はF2セル
  2. =to」等と入力
  3. サジェストから「TODAY」を選択し、「Tab」キーで確定
  4. Enter」キーで確定

手順②の際にIMEを半角英数モードにすること(大文字でも可)。

サンプルファイルで練習しよう!

可能であれば、以下のサンプルファイルをダウンロードして、実際に操作練習をしてみてください。

サンプルファイル_ワークシート関数_TODAY.xlsx

※サンプルファイルのダウンロードには無料メルマガに登録いただく必要があります。
(上記リンクから登録フォームへ遷移します)

ブックを開いたら、次の手順を実施してください。(今までの解説のまとめです)

  1. 関数を挿入するセルを選択
    ※今回はF2セル
  2. =to」等と入力
  3. サジェストから「TODAY」を選択し、「Tab」キーで確定
  4. Enter」キーで確定

本記事の解説と同じ結果になればOKです!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

TODAYは現在日付を自動取得したい際に役立つ関数の一つです。

定期的に現在日付を基準として日付計算する機会があるなら、ぜひ覚えておいた方が良いですね。

なお、TODAY以外にもExcel関数の各種テクニックを拙著で解説していますので、こちらも参考にしてみてください。

ご参考になれば幸いですm(_ _)m

森田森田

TODAYとセットで覚えておいた方が良い関数は、現在の日付+時刻を自動で取得できる「NOW」です。
なお、常時更新されることが逆に不都合な場合(請求日等、日付をロックしたい場合)は、ショートカットキー(「Ctrl+;」)で現在時刻を手入力した方が無難なケースもあります。ケースバイケースで使い分けましょう!