【Excel VBA】プロシージャの構成要素

【Excel VBA】プロシージャの構成要素

先日Excel VBAにおけるプロシージャの基礎知識をまとめました。

【Excel VBA】プロシージャの基礎知識まとめ | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~

今回はそのプロシージャを構成する要素についてまとめていきます。

プロシージャの構成要素3点

「できる逆引き Excel VBAを極める 勝ちワザ700」を参考にすると、プロシージャの構成要素は下図の通り3点から成り立ちます。

プロシージャの構成要素①

  • ステートメント
  • コメント
  • キーワード

では順番に掘り下げていきましょう。

ステートメント

VBAの1つ1つの文をステートメントといいます。

通常1行単位ですが、"_"[アンダーバー]を入力した上で改行することでステートメントを複数行へ分割することが可能です。

ちなみに一般的なコンピュータ用語としてのステートメントの意味は以下の通りです。

発言、声明、宣言、供述、などの意味を持つ英単語。プログラミングで、制御や宣言などを行うために言語仕様にあらかじめ組み込まれている命令語、および、それらを用いて記述された一つの命令文のこと。変数・定数・関数などの宣言や、条件分岐や繰り返しの制御などを行うためのものが多い。

参照元:ステートメントとは 【 statement 】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典はてなブックマーク _%%TITLE

コメント

先頭に"’"[アポストロフィ]が入力されている文字列はコメントといいます。

コメントの文字色は緑色になっているため、コメントとそうでない文字列の見分けは容易です。

こちらは処理の実行対象にならず、あくまでもVBAのコードの意味を補足するためものになります。

入力は任意のため、プロシージャ上に記載がなくとも問題なく動作しますが、第三者がVBAを確認した際に作成者の意図がわかるようにコメントが残されているとコード修正が必要な際にスムーズにすることができます。

キーワード

プログラミング言語としてあらかじめ意味が割り当てられている文字列や記号のことをキーワードといいます。

こちらはキーワードの文字色は紺色になっているため、コメント同様に見分けることが可能です。

当然ですが、キーワードは変数名にすることは不可能です。

プロシージャ内におけるステートメントとキーワードの関係性

プロシージャ内におけるステートメントやキーワードの関係性をイメージすると下図のようになります。

プロシージャの構成要素②

プロシージャはそもそもステートメントの集合体です。

そして、ステートメントはキーワードとそれ以外の任意の文字列の組み合わせから成り立っています。

なお、コメントは直接に他の構成要素へ直接影響を与えるわけではないため、今回の図には入れていません。

まとめ

プロシージャの構成要素は論理的に理解せずとも大まかなルールさえ知っていればコーディングには支障ありませんが、基礎知識として抑えておいた方が書籍やネットで不明点を調べる際に混乱せずに済みます。

単語(用語)の意味と関係性は英語同様にVBAでも重要になりますので、少しずつ各用語を覚えて行きましょう。