セキュリティセンターでマクロの有効無効を設定する方法

セキュリティセンターでマクロの有効無効を設定する方法

マクロ有りのExcelブックを使用していると、ふとした時にマクロが無効になっている場合があります。

そんなときはセキュリティセンターでマクロの設定を有効にすることが可能になります。

今回は、セキュリティセンターでマクロの有効無効を設定する方法について解説していきます。

マクロの設定方法手順

マクロセキュリティ設定方法①

  1. 「ファイル」タブをクリック
  2. 「オプション」をクリック

マクロセキュリティ設定方法②

「Excelのオプション」ダイアログが表示されます。

3. 「セキュリティセンター」をクリック
4. 「セキュリティセンターの設定」をクリック

マクロセキュリティ設定方法③

「セキュリティセンター」ダイアログが表示されます。

5. 「マクロの設定」をクリック
6. 任意の設定を選択
7. 「OK」をクリック

マクロセキュリティ設定方法④

「Excelのオプション」ダイアログに戻ります。

8. 「OK」をクリック
9. Excelブックを再起動(再起動後黄色のメッセージバーがリボン下に表示されますので「コンテンツの有効化」をクリック)

「開発」タブを設定しておくと、「マクロの設定」へのショートカットに!

「開発」タブをリボン上に表示するように設定している方は次の1・2の手順で上記5の手順までショートカットすることが可能になります。(2工程スキップ)

マクロセキュリティ設定方法⑤

  • 「開発」タブをクリック
  • 「マクロのセキュリティ」をクリック

なお、「開発」タブを表示させる方法は下記記事をご参照ください。

VBAをはじめる前の環境準備!リボンの「開発」タブの表示方法 | Excelを制する者は人生を制す ~No Excel No Life~

「マクロの設定」の各項目の詳細

上記手順の6で設定する内容の詳細は次の通りです

  1. 警告を表示せずにすべてのマクロを無効にする:マクロと、マクロに関するセキュリティの警告が無効になります。
  2. 警告を表示してすべてのマクロを無効にする:マクロが無効になっていますが、マクロが存在する場合はセキュリティの警告を表示します。状況に応じてマクロを有効にします。(標準設定)
  3. デジタル署名されたマクロを除き、すべてのマクロを無効にする:マクロが無効になっていますが、マクロが存在する場合はセキュリティの警告を表示します。ただし、マクロが信頼できる発行元によってデジタル署名されている場合、マクロを実行するには、発行元を信頼します。発行元を信頼していない場合、署名付きマクロを有効にして発行元を信頼するように通知されます。
  4. すべてのマクロを有効にする (推奨しません。危険なコードが実行される可能性があります) :すべてのマクロを実行します。この設定では、悪意のある可能性があるコードに対してコンピューターが脆弱になります。

2・3番目が無難な設定ですね。

まとめ

マクロは便利な機能ですが、その分悪意のある危険なコードを実行してしまうリスクもあります。

推奨されている設定方法を優先し、便利さを享受しつつ安全なExcelライフを過ごせるように環境面には配慮していきましょう。